巨⼤な⽕の⿃が道後温泉本館を包むラッピングアート完成。 営業しながらの保存修理⼯事を鮮烈にアピール

2019/7/24

AR で動き出す⽕の⿃やウォールアート、⼿塚プロダクション制作のマンガパネルも登場

 

7⽉19⽇、松⼭市・道後温泉本館前にて「道後温泉本館ラッピングアート発表会」が開催された。
最頂部約20 m 、周囲約1 0 0 m以上に及ぶ巨⼤な⼯事仮設物に「⽕の⿃」のラッピングアートが描かれ、営業しながら⾏われている保存修理⼯事を鮮烈にアピール。これまで本館でのプロジェクションマッピング「道後温泉× ネイキッド ME SSA G E -⽕の⿃、到来-」の開催や、⼿塚プロダクション制作のオリジナルアニメーション「⽕の⿃”道後温泉編”」の制作、配信を⾏ってきた道後R E BO R N プロジェクトが打ち出す最⼤規模のコンテンツとなる。当⽇は松⼭市「いい、加減。まつやま」応援団⻑である友近が応援に駆け付け、発表会をにぎわせた。

 

松⼭市の観光の顔である道後温泉本館は、明治27年の改築から125年を超え、2019年1⽉15⽇から保存修理⼯事を⾏っている。重要⽂化財の公衆浴場としては全国で初めて、営業しながら⾏われている保存修理⼯事の期間中も⼊浴を楽しめ、この期間にしか⾒られない様々な魅⼒を発信するために、松⼭市では「道後REBORNプロジェクト」を展開中。⼿塚治⾍のライフワークといえる「⽕の⿃」とコラボレーションし、様々なコンテンツやイベントを打ち出している。「⽕の⿃」は永遠の⽣命の象徴、太古から⼈々を癒し続けてきた「道後温泉」そして「道後温泉本館」とのコラボで、⽇本⽂化の「再⽣」の物語を綴っている。

 

平成の時代まで道後温泉の正⾯⼊⼝だった⻄⾯に、1⽉15⽇に⽕の⿃の⽇除け幕と灯籠を設置。2⽉15⽇からは、明治時代に実際に⼊⼝として使われていた北⾯に⼊⼝を変更するとともに、その2階部分に⽕の⿃のオブジェを設置。さらに4⽉27⽇からは、京都⼆条城でのプロジェクションマッピング等で知られるネイキッドによるプロジェクションマッピング「道後温泉×ネイキッド MESSAGE -⽕の⿃、到来-」をスタート。道後温泉本館の障⼦をスクリーンとして、神話時代から⾶⿃時代までの道後温泉の歴史絵巻を⾳と光のデジタルアートで演出し、連⽇⼊浴客や観光客を楽しませている。

 

5⽉24⽇には、⼿塚プロダクション⾃ら制作したオリジナルアニメーション「⽕の⿃”道後温泉編”」を公開。現在、プロローグ「⼤国主と少彦名」、第1話「聖徳太⼦、来浴」が道後REBORN公式サイト他で無料で視聴できる。同作品は神話時代から⾶⿃時代まで、道後温泉に伝わる⼤国主命と少彦名命にまつわる「⽟の⽯伝説」や、⻄暦596年に聖徳太⼦がこの地を訪れたとされる物語を基にした短編アニメ。声優として、⽕の⿃役に⽔樹奈々、少彦名役に三森すずこ、そして、⼤国主役にはつるの剛⼠が出演。作品を通じて全国に、世界に、その魅⼒をPRしている。


そして7⽉19⽇、夏休みのスタートを控えた道後温泉本館東⾯の振鷺亭(しんろてい)前にて、「道後温泉本館ラッピングアート発表会」が⾏われた。道後温泉本館ラッピングアートとは、保存修理⼯事の第1期⼯事期間中、⾵⾬から⽂化財を保護するため本館の東側を覆う「素屋根」と呼ばれる覆いの最頂部約20m、周囲約100mもの範囲に、道後REBORN×⽕の⿃の世界を描き出す巨⼤なもの。道後温泉本館の四⽅それぞれに、⽕の⿃や道後温泉のシンボルである⽩鷺、アニメにも登場する歴史上の⼈物が描かれ、訪れる⼈は本館の周囲を回遊しながらその景観を楽しむことが出来る。さらに、本館北⾯には10枚のウォールアートパネルが出現。横3m×縦1.5mの「⽕の⿃、到来」パネルや、アニメのストーリーを⼿塚プロダクションが「マンガ化」したマンガパネルも登場。フォトスポットとして道後温泉本館の呼び物となった。


また、このウォールアートパネルや本館周囲に設置された看板にはAR機能が仕込まれており、専⽤の無料アプリをダウンロードしスマートフォンをかざすと、ラッピングアートが動き出すかのような動画や、オリジナルフォトフレームなど
、7つのARコンテンツを楽しめる仕掛けもある。

 

 

その発表会に、松⼭市の「いい、加減。まつやま」応援団⻑である友近が応援に駆け付けた。「本⽇は、演歌歌⼿、⽔⾕千恵⼦の代理として来ました」と⾔って登場し、会場を笑いで包んだ友近。出⾝地である松⼭市の道後温泉をプライベートでもよく訪れ、写真を撮っていて、「ラッピングアートもあり、道後温泉本館は営業していて⼊浴も楽しめることを伝えられるので、すごくありがたい」と述べた。また、2013年、14年に松⼭市が制作したアニメに⾃分役で出演しており、続編の制作が決定している「⽕の⿃”道後温泉編”」にも出演したいと述べ、発表会を⾒に駆け付けた地元の⼈々から⼤きな拍⼿を受けていた。

 

 

正午、明治から道後温泉に時を告げてきた、道後温泉本館の振鷺閣(しんろかく)にある「刻太⿎」が12回打ち鳴らされた後、GONNAの太⿎の前奏に乗せて発表会はスタート。その後「⽕の⿃、到来」パネルの除幕にあたり、現在開催
中のプロジェクションマッピングのテーマ曲に乗せて、和太⿎とマリンバによる気鋭の打楽器集団GONNAによる演奏が⾏われた。また同⽇19時からは本館北⾯にて、実際のプロジェクションマッピングとシンクロしたスペシャルライブが
⾏われ、あいにくの梅⾬空ではあったものの、最新のデジタルアートと、伝統的な和太⿎やマリンバの美しい⾳⾊が織りなす迫⼒あるコラボレーションに、本館の周囲は多くの観衆であふれ、あたかもお祭りのような熱気とにぎわいに包まれた。

 

 

1⽉15⽇から次々に、想像を超えるコンテンツを発信している「道後REBORNプロジェクト」。巨⼤なラッピングアートはその最たるものと⾔える。⽂化財の保存修理⼯事エリアをこのような形と規模で装飾するのは極めて珍しい試みと
なる。道後REBORNプロジェクトでは今後も、様々な新たな魅⼒の発信を⾏っていく。この夏休み、是⾮、実際に道後温泉を訪れて、⼊浴やまち歩きを楽しみながら、⾝も⼼も癒されてみてはいかがだろうか。

 


【道後REBORN公式サイト】
「⽕の⿃”道後温泉編”」配信中
https://dogoreborn.info

 


オリジナルアニメーション「⽕の⿃”道後温泉編”」


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