オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」第3話「そして未来へ」が公開スタート。メインボイスキャストより応援メッセージも到着!
日本のマンガ・アニメーションの先駆者・手塚治虫のライフワークといえる「火の鳥」と「道後温泉本館」のコラボレーションによる「道後REBORNプロジェクト」。
同プロジェクトの一環として制作されてきたオリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」は、手塚治虫原作の「火の鳥」をもとにスピンアウトした作品。時空を超え、「火の鳥」が道後温泉の歴史や物語に登場し、時代の転換期には火の鳥が道後温泉を導いてきたというストーリーで、これまで2019年5月公開のプロローグ「大国主(オオクニヌシ)と少彦名(スクナヒコナ) 」~第1話「聖徳太子、来浴」、2020年2月公開の第2話「子規と漱石」が公開中。そしてこの度完結編となる第3話「そして、未来へ」が2020年11月20日13時から公開された。
本作は、道後・宝厳寺(ほうごんじ)に生まれ、全国各地を巡る「遊行」、お札を配る「賦算(ふさん)」や「踊り念仏」で知られ、時宗の開祖である「一遍上人」をキーマンに、鎌倉時代から現代、未来へとファンタジックなストーリーが展開する。
「一遍上人」の声を演じるのは、今回新たにキャストに加わった板尾創路。あっと驚く、破天荒なキャラクターの「一遍上人」は一見の価値ありだ。
第1話、第2話で登場したキャラクター(聖徳太子、正岡子規、夏目漱石ほか)も タイムスリップして登場するなど、アニメーションならではの演出で完結編にふさわしい見どころが満載。手塚プロダクションならではのタッチで描く未来の風景も、アニメファンならずとも興味深いポイントと言えるだろう。そんな未来に思いを馳せつつ、道後温泉本館の保存修理工事中も入浴が楽しめる道後温泉にゆったりとつかってみるのも良いのでは?
さらにシリーズ完結に当たり、板尾創路(一遍上人役)、水樹奈々(火の鳥役)、友近(マドンナ役・ナレーション)、つるの剛士(大国主・伊佐庭如矢役)、三森すずこ(少彦名・坂本又八郎役)のメインボイスキャスト5名から今作の見どころや道後温泉への応援メッセージが寄せられている。
●板尾創路(一遍上人役)
今回のアフレコはトップバッターということで、まだ映像に誰の声も入っていない状態でしたのでちょっと寂しかったんですけど(笑)、以前声を担当した「オトナの一休さん」(NHKEテレ 2016~2017放送)のことをすごく思い出しました。お坊さんなのにラップ、DJやったりとか破天荒な一遍上人のキャラクターがおもしろかったですね。そのあたりをぜひ楽しんでいただければと。
個人的には実は道後温泉はまだお伺いしたことがないんですが、昔からのたたずまいがそのまま残っているタイプの温泉が好きなので、ぜひこの時期を乗り越えていただき改めてお伺いしたいと思います。
●水樹奈々(火の鳥役) ※新居浜市出身
このシリーズに関わることができて、改めてとても幸せに思います。
今回の第3話では時を超えて全てを見守る「母のような包容力」「懐の深さ」をうまく声に落とし込めればいいなと思って演じました。まだまだ自分には経験が足りませんが(笑)。全力で魂を込めました。
道後温泉に初めてお伺いしたのは、松山で初の凱旋コンサートを行った23歳の時。メンバーやスタッフさんと一緒にお邪魔しました。趣ある昔ながらの街並みとおしゃれな新しいお店が共存しているのがすごく素敵ですよね。
今は世界中の皆さんが大変な状況ですが、落ち着いたときに真っ先に求められるものは「癒し」だと思うんです。旅行や温泉で癒されたい方もたくさんいらっしゃると思いますので、ぜひその行き先の一つに愛媛県、そして道後温泉も加えていただけたら嬉しいです。私も落ち着いたら飛んでいきます!
●友近(マドンナ役・ナレーション) ※松山市出身
マドンナ役、もうちょっとやりたかったです(笑)。声のお仕事が好きなのでまた機会があればぜひ。ナレーションもやらせていただいて、改めて自分は歴史あるところに生まれたんだなと実感しました。祖父、祖母が道後にいましたし自分自身も道後温泉の旅館で仲居さんとして働いた経験もありますので、こうしたアニメを通じて全国に紹介できるのはうれしいですね。
最近も道後温泉に行ったばかりなのですが、本館は保存修理工事をしていてもお客さんを飽きさせないような工夫がありますし、どの角度から見ても美しいままなのでお客さんを大事にしているなと思います。飛鳥乃湯泉と椿の湯も素晴らしいのでもっと皆さんに知ってほしいですね。
●つるの剛士(大国主・伊佐庭如矢役)
最初このお話をいただいたときは探りながらの取り組みでしたが、終わってみると改めて道後温泉を作り上げた方たちやそれを守ってきた街の歴史、未来に向けて道後温泉がどう発展していくのかについての壮大なストーリーになっていることを感じましたね。
この仕事をお受けしてからも何度か道後の方にはお伺いしていますが、以前とは降り立った時の気持ちが違います。いろいろな歴史や人を思い出して・・・勉強になりました。
今は私たちも大変な時期ですが、長い歴史の中で道後温泉もいろいろな困難を乗り越えてきて、その度に次のステージに上がっていますから、きっといつか「そんな時期もあったね」と実感できる日が来ると思います。その日を楽しみに、またお伺いしたいですね。
●三森すずこ(少彦名・坂本又八郎役)
愛媛県にはお伺いしたことがなかったのですが、このお仕事を通じて道後温泉にお伺いできて、長い歴史を知ることができる貴重な機会をいただけて本当に良かったと思います。また手塚治虫先生の「火の鳥」という名作に関わるプロジェクトに参加できたことも声優としては素晴らしい財産になりました。
前代未聞のことが起きている大変な時期ですけれど、道後温泉にはそうしたことには影響されない確固としたものがあると思っています。状況が落ち着いたら皆さんが真っ先に行きたくなる場所のひとつだと思いますし、私自身もなかなか東京から出られない中、すごく癒されたいんですよ(笑)。早く道後温泉のお湯につかって疲れを癒して、心もほぐしにお伺いしたいです。
【声の出演】
大国主・伊佐庭如矢:つるの剛士
少彦名・坂本又八郎:三森すずこ
一遍上人:板尾創路
火の鳥:水樹奈々
マドンナ・ナレーション:友近(「いい、加減。まつやま」応援団長)
アニメーション制作:手塚プロダクション
制作:ポニーキャニオン
脚本:増本庄一郎 西村太佑
監督:吉村文宏
©手塚プロダクション/松山市 2020 (第3話本編約6分/全体約8分)
・「火の鳥“道後温泉編”」第3話「そして、未来へ」
→ https://youtu.be/2t1ECxupyCM
・道後REBORN公式サイト
・火の鳥”道後温泉編”プロローグ「大国主と少彦名」~第1話「聖徳太子、来浴」
→ https://www.youtube.com/watch?v=FgPl9…
・火の鳥”道後温泉編”第2話「子規と漱石」