【インタビュー】「老若男女幅広い世代の方に楽しんでもらいたい」“パラパラ”×“ホスト”で話題の音楽エンターテイメント『パラホス』の魅力！

2020/10/9

“パラパラ”×“ホスト”というパワーワードと、谷山紀章や森久保祥太郎ら人気声優のキャスティングで、1月のプロジェクト発表直後から話題になったポニーキャニオンとHifumi.incがタッグを組み贈る音楽エンターテイメント『パラホス』。7月からついに本格始動した本作について、プロモーションの中心人物であるポニーキャニオン・アニメクリエイティブ本部の北川温子に、プロジェクトのスタートから想い描く未来図など裏話を交えながら語ってもらいました。

番組で必ず爪痕を残す！主役の輝夜彗を演じる保住有哉のノリは破壊的!!

——“ホスト（ホスピタリティ・アーティスト）”たちが、“パラホス”という名称で競技化されたパラパラダンスバトルを繰り広げる世界ーーいろいろな意味で攻めた世界観に興味を惹かれたのですが、誕生したきっかけとは？
北川　プロジェクトのスタートは、当社のアニメクリエイティブ本部のプロデューサーと、数々の作品で交流のあるHifumi.incのプロデューサーとの間で、何かおもしろいことやろう！という話から、“パラパラ”×“ホスト”というアイディアが浮かんだのがきっかけです。

——世界観的に女性スタッフが中心かと思いきや、意外にもおじさん発案だったとは（笑）。
北川　おふたりともやはり音楽がとても好きなので、ユーロビートにも詳しいですし、とにかく楽しいことをしたかったそうなんですよね。

——たしかに、“パラパラ”×“ホスト”と考えると必然的に楽しい作品になりそうですよね。
北川　チームの中でパラパラやユーロビートに絶大な信頼を置いていて。2019年に「U.S.A.」の大ヒットもありましたけど、パラパラって1990年代からいろいろな形でリバイバルが起きているじゃないですか。シンプルでノリの良いサウンドや歌詞は誰が聴いても楽しめる。なので、売れそうだからという考え方ではなく、老若男女幅広い世代の方に絶対楽しんでもらいたいっていう想いが強いです。

写真上段：清家光亮、保住有哉、谷山紀章。写真下段：小林　聡、住谷哲栄、森久保祥太郎

—— そういう意味でも、個性が強い谷山紀章さん、森久保祥太郎さんのキャスティングがより光りますよね。
北川　プロデューサーのひとりが谷山さんのマネージャーさんと以前から交流があって、「こういう企画があるんですけど」とお話ししたところ「すごいおもしろそう！」と好感触だったところから始まり、他のキャストさんについても各事務所に持ち込んで、良いリアクションをいただけて決まっていったそうです。

——なるほど、実際キャスト陣の反応はどうだったんですか？
北川　今回、谷山さん、森久保さんが演じるキャラクターはご本人の実年齢と近いんです。これまでアイドルや10代のキャラクターを演じることが多かったおふたりにとっては、「なるほど、逆におもしろい。説得力を持たせなきゃ」と当初から楽しそうに取り組んでいただいています。

——先日配信された『〜どきッ♡イケメンだらけのホストーーク！生でシャンパンセイヨシコイ！〜』を観ても、みなさん素で楽しんでいましたよね。
北川　そうなんです。特に主役の輝夜彗を演じる保住有哉さんは、ご本人の素養というか、ノリの良さが破壊的に凄くて。『声優と夜あそび』に出演した際も大暴れしていただきました（笑）。“パラパラ”“ホスト”というネタ的な強さもあり、幸いなことに『A&G TRIBAL RADIO エジソン』などでも、作品の世界観を番組スタッフの方がおもしろがって、いろいろな企画をご用意してくださるんです。そういう場があると、保住さんは必ず爪痕を残してくださる方なので助かっています（笑）。

——早くも番組スタッフの心まで虜にしているわけですね。ちなみにキャラクターのプロフィールを見ていたら、誕生日がまだ伏せられていたのですが。
北川　気付かれましたか（笑）。ホストといえば誕生日には重要なイベントがありますよね…というところまでしかまだお話ができなくて。ファンのみなさんは今後を楽しみにしていてください。

——続報に期待しております。では作品の話になりますけど、カバー楽曲のチョイスがとても良くて。谷山さんが歌う「NIGHT OF FIRE」はもちろん、森久保さんが熱唱する「READY STEADY GO」（L’Arc-en-Ciel）のカバーだったり。
北川　この選曲もプロデューサーのふたりですね。聴いてくださるみなさんに楽しんでもらえる、親和性のある楽曲にしたかったみたいで。他にもいろいろな曲をカバーしていきたい、なんて話もよくしています（含み笑い）。

——レコーディング現場も立ち会ったりされたんですか？
北川　谷山さん、森久保さんの現場に立ち会いました。とにかく録りが早かったんです！おふたりとも上手すぎて、さすがでした。本作の音楽を手掛けている彦田元気さんはDJとしての人気も高く、ユーロビートにも詳しいので「もっとこうやっちゃいましょう！」みたいなディレクションで盛り上げてくださって、楽しい現場でした。

——本作にはドラマパートも収録されていて、これを聴くとより『パラホス』の世界に没入できますよね。
北川　意外と某少年マンガ雑誌的というか、勧善懲悪な世界観なんです。そんな乙女ゲーム的ではないところと、キャラクターを手掛けたおよさんの繊細なデザインとのバランスがすごく良いなと思っています。

——また、『パラホス』オフィシャルYouTubeチャンネルで「ドラマ本編」前編が約10分視聴できますが、本作には前編と後編を収録…これってトータル何分あるんですか？
北川　今聞かれて改めて見てみるとDREAM LOVE版、JEALOUS版、共に約30分はありますね。さらに、ダミーヘッドマイクで収録した「ホストーーク！」も10分くらい入っているので…何気に頑張っちゃいました（笑）。

——そうですよ、各盤楽曲2曲とそれらが収録されていて、こんなにストーリーやキャラクターを堪能できてこのお値段でいいの？と思いました。さらにYouTubeで「ダンス振付動画」もアップされていて。
北川　みなさんに聴くだけでなく踊っても楽しんでいただきたくて、TikTokで「踊ってチャレンジ」という動画募集企画もスタートしました。配信楽曲に合わせて、パラパラダンスを踊り、#パラホスチャレンジを付けて投稿していただくのですが、発表早々からファンのみなさんがかなり投稿してくださって嬉しい限りです。

——いつかリアルなライブが開催できたとき、客席が一斉に踊り出したらと考えたら鳥肌が立ちました。
北川　まさに当初からそう想い描いていました。ただ、パラパラは上半身が中心となるダンスですし、今の状況下だからこそ、逆にお家でも楽しめるコンテンツでもあるんだなと思っています。企画の結果は、10月27日に行うTikTok LIVEで生発表するので、どしどし投稿お待ちしています！

シャンパングラスのキスマークは誰のもの？スタッフチームが真剣にキスマーク会議!?

——あと、「きゃにめ盤」限定版にはキスマーク付きのシャンパングラスが封入と、これは『パラホス』ならではの発想でおもしろいですよね。ちなみにこのキスマークって…
北川　キャラクターのです（笑）。実はご本人たちのをという案もあったのですが、さすがにリアルすぎるだろうとボツになりました。このキスマークは、デザイナーがキャラごとに何十種類も作成して、その中でこのキャラだと上唇が厚すぎないか、全体的にもっと細めで、なんて真剣に話し合って完成したんです！ぜひ、みなさんに堪能していただけたら嬉しいですね。

——見てみたかったです、いい大人たちが集まって行うキスマーク会議（笑）。
北川　ちなみに先日の配信でキャストの方々が使用していたグラスは、まさにコレなので実用性もあります。

——CD発売キャンペーンではキャストとの『乾杯オンライン会』もあるそうで、これもまたさすがの企画力ですね。
北川　そうなんです！抽選でのご招待にはなりますが、ぜひお揃いのシャンパングラスで乾杯していただきたいですね。キャスト陣からもみなさんを見られる形を予定しているので、「あれ、みんなお揃いじゃない？」って気付いてくださることを願っています（笑）。

——そして、10月17日に開催されるイベント『P’s LIVE! -Boys Side-』に『パラホス』として初のライブ出演が決まっています。
北川　今回出演するのは、清家光亮さん、住谷哲栄さん、小林　聡さんのみですが、出演されないお三方についてもいろいろと考えているので、きっと楽しんでいただけるんじゃないかと思います。

——そんな本格始動したばかりの『パラホス』。正直この先が楽しみで勝手に妄想したのですが、やはりライバル店舗がもっと増えたりするのでしょうか？
北川　鋭いですね！「NIGHT OF FIRE」の歌詞には、全国各地の繁華街の地名が入っているということは…という構想はあります。実現するには、ファンのみなさんの熱い応援が必要なので（笑）、今後も『パラホス』をよろしくお願いします！

■YouTube 公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCWcywuL-IShU4_4vdwo0lIA/featured

■PV・トレーラー
【パラホス】「いいじゃない」Music Video Short ver.【僕とでいいじゃない E.P.】