4月7日放送開始！新作TVアニメ「消滅都市」先行上映会レポート！

2019/4/8

ANIME

2019年4月7日から放送開始のTVアニメ「消滅都市」の第1〜3話先行上映会＋トークショーが、4月1日に東京・新宿バルト9にて開催された。

注目の第1話〜第3話の先行上映に続いて行われたトークショーには、ユキ役の花澤香菜さん、タクヤ役の杉田智和さん、監督の宮繁之さん、シリーズ構成の入江信吾さん、消滅都市シリーズディレクターの下田翔大さん、プロデューサーの松岡貴徳さんが登壇。このメンバーが揃うのは初めてという貴重なステージは、用意された封筒の中から選ばれたトークテーマをもとに進行していった。

最初のトークテーマは「アニメ化が発表された時の印象」。花澤さんが「ゲームがフルボイスなのでたくさん収録していたのですが、アニメになってイチからユキちゃんを演じられるのはが感慨深かったです」と語り、杉田さんも「消滅都市はリリースから5年経っていて、最初のエピソードからやり直したくなりますからね」と同調した。

下田ディレクターは「宮監督に出会えて良かったです」と感謝の気持ちを述べると、その宮監督は「原作ゲームが人気なので、プレッシャーが凄くて本当に大変でした」と、収録の際は現場に緊張感が走っていた裏話を明かす。杉田さんが「新規で現場に来る人や、生まれたばかりのアイドル5人組は不安だったのでは」と気遣うと、花澤さんは「SPR5はかわいかったですよね！」と興奮気味に話をした。また、杉田さんは「追加された要素をイチから再構築するので、僕らも当時と全く同じ芝居はできないし、逆に経験というものが活きたと思いました」と真剣な面持ちで語った。

次のトークテーマは「アニメ制作の苦労した話」。宮監督は、苦労しかしていないと苦笑しながらも、「アニメ制作は本当にたくさんの人の力によって成り立っているので、制作陣の皆さんに本当に感謝しています」と語り、入江さんは「ゲームをそのまま移植はできないので、アニメなりの見せ方や工夫をしました」とシリーズ構成としてのこだわりを見せた。
　

イベント中、役者陣とスタッフ陣が覚悟を持ってアフレコに臨んでいることがトークの随所で感じ取ることができ、杉田さんが「監督やゲームディレクターさんなどいろいろな人がいるので、何か一つに決めなければいけないところに、僕らが可能性という形で芝居を出すんです。それでリテイクが来ると、若い子たちは自分ができてないからだと落ち込んじゃうんですよ。でもあなたは間違っていなくて、正解には辿り着いているけど別の枝分かれした可能性を求めているんだ」といった話し合いを現場でしているそうで、その熱く語る姿が印象的だった。

この日、ユキをイメージしたカラーのワンピースで登場した花澤さんは、ユートレジャーとのコラボアクセサリーのユキ＆ソウマネックレス『姉弟の想い出』も身につけており、「どんな服にも合います！」と太鼓判を押していた。

最後に一言ずつ挨拶があり、

「アニメはお祭りだと思うので、この三ヶ月を一緒に楽しんでください」(下田さん)「ゲームをプレイしていない方も楽しめるよう作り込みつつ、ゲームをプレイしている方はニヤリとする演出を入れているのでお楽しみに」(入江さん)「皆さん日々大変だと思います。ユキとタクヤは未来に向けて乗り越えていく姿を描いているので、一緒に悩んだり達成することで気持ちを重ねていただければ、これほど嬉しいことはありません」(宮監督)「タクヤは素っ気ない言葉が多いんですね。でも、タクヤほど大局的に物を考えられる人はいないんじゃないかな、と。”契約だからな”といういつもの言葉……その裏にはたくさんのものが積み重なっていて、それを台詞に込めているので、皆さんに受け止めてほしいなと思います」(杉田さん)「杉田さんはタクヤのことを素っ気ないと仰っていましたが、でもタクヤの声の温かさでユキちゃんが安心するんですね。最後、2人の関係がどうなるのか見守ってください」(花澤さん)