OrJourney、「2nd ONE-MAN LIVE “Break the Chain”」ライブレポートが到着!

2026/10/28

伊藤昌弘(Vo.&Gt.)と廣澤優也(Ba.)による2人組音楽ユニット・OrJourney。2025年10月のデビュー以来、豊かな音楽性と力強い歌声を武器に活動を続けてきた彼らが、10月24日、7ヶ月ぶり2度めとなるワンマンライブ「2nd ONE-MAN LIVE “Break the Chain”」を代官山UNITにて開催した。旅の始まりから約1年、今の2人が見せるのはどんな景色なのか。集まったファンの期待を乗せ、待望のライブがスタートした。
 
第1部。ほとんど顔が見えないほど薄暗いステージに、メンバーのシルエットがぼんやりと浮かぶ。伊藤のアカペラで静かに幕を開けたのは「Narrative」。闇の中に小さな輝きを見つけたような、しっとりとしたこの曲を1曲目に据えたのは意外だった。やがて少しずつ、そして力強く足を踏みしめるように音が重なり、次第に厚みを増していく。
 
続く「理由のない光」では、空気が一変。雲の隙間から差し込む光が空いっぱいに広がるように、晴れやかなサウンドが会場を明るく満たしていく。伊藤が「セカンドワンマンは今日1日だけ。思いっきり楽しんでいきたい」と意気込みを語ると、廣澤も「よっしゃー!」と応じ、2人の気合いも十分だ。
 

3曲目の「Hello」では、観客が両手を掲げて左右に振り、フロアに色鮮やかな虹が生まれる。代官山UNITの高い天井に、伸びやかな歌声と熱いサウンドが響き渡り、開放感あふれる心地良さだ。さらに「Get Swag」では、疾走感あるロックサウンドが炸裂。観客の熱気を巻き込みながら、フロア全体がうねるようなグルーヴを生み出していた。
 

ここでサポートメンバーの藤井健太郎(Gt.)となおk(Dr.)によるセッションへ。藤井のクールな佇まいからは想像できない熱いギターに、なおkのドラムが力強いビートで応える。お互いの演奏がぶつかり合い、会場のボルテージが高まるなか、伊藤と廣澤が再びステージに登場。披露されたのは「Re:革命前夜」だ。
 
ここから、OrJourneyの持つ熱量が一気にむき出しになっていく。ハウリングさえもサウンドの一部として呑み込むような「no meaning, no reason」に続き、「笑うことに理由なんていらない」では伊藤が声を張り上げ、渾身のギターソロを披露。廣澤も身体を大きくのけぞらせながらベースをかき鳴らし、普段以上に骨太で攻撃的なサウンドがほとばしる。完成度の高い彼らの楽曲に秘められた荒々しい魅力が、この日はより鮮明に浮かび上がっているようだ。その熱を引き継ぐように「Dressed in Noise」「またかよ」と畳み掛け、観客を圧倒する。いつもの柔らかな表情とは異なる、攻めの姿勢を貫く2人。笑顔も言葉も最小限に、音楽だけで押し切るようなステージは、OrJourneyの力強さと多面性を強烈に印象づけた。
 
息つく間もなく続いた熱演から、ライブはあっという間に終盤へ。軽快な「チュッチュッチュル」というコーラスが耳に残る「Blast Off」では、会場が一気にハッピーな空気に包まれ、観客も一斉にジャンプ。先ほどまでの鋭さとは異なる、弾むような一体感が広がった。
 

続いて披露されたのは、この日が初公開となる新曲だ。ミドルテンポのサウンドに乗せて紡がれるメロディは、心の奥にある柔らかな部分をそっとすくい上げるようなエモーショナルさをたたえている。激しさで押し切るのではなく、音のひとつひとつに思いを託すような演奏が、聴く者の胸に染み入った。そして「ReStart」では、再び会場を深い余韻が満たしていく。
 
歌い終えた伊藤が観客に語りかける。早くも本編はラスト1曲で「早いよね!?」と驚きを隠せない様子だ。それから、ここまでの活動でいろいろな出来事があったと振り返り、戸惑うこともあったが、腹を割って話すことや、本音で向き合える相手がいることの大切さを実感したと話す。そして、そうした経験や想いを楽曲に込めて届けていきたいと語り、「ぜひまた聴いて、会いに来てください」と締めくくった。
 
本編ラストは、伊藤自身が自分たちの音楽を聴いてくれる人々に伝えたいことを歌にしたと語っていた「晴れたらwon’t be long」。軽やかなサウンドで思わず身体を揺らしたくなる楽しさの奥に、迷いや弱さを抱えながらも、自分を信じて歩んでいけるようにという願いが息づいている。明るくも深い余韻を残し、第1部本編は幕を閉じた。
 
アンコールでは、白いライブTシャツに着替えたメンバーが登場。1曲目に披露されたのは、新曲「0720」だ。7月20日といえば、初めてユニット名が明かされ、2人がステージで歌った“OrJourneyが活動を始めた記念日”でもある。そんな原点を刻むタイトルを持つこの曲は、青空の下で聴きたくなるような、伸びやかなポップロックだった。傷つくことがあっても、それでも前へ進んでいきたいという想いが、まっすぐなメロディに乗って響く。今この瞬間がいつまでも続いてほしい――そんな願いさえ浮かぶ、あたたかな一曲だった。
 
再びフロアに向かい、伊藤が語り始めた。今回のライブタイトル「Break the Chain」は、直訳すれば“鎖を断ち切る”という意味だ。関係性や年齢、音楽性といったさまざまな違いがあっても、最後は人と人との気持ちが大切なのではないか。伊藤はそう話しながら、ステージには日頃考えていることが自然と表れるものだと続ける。だからこそ、どんなときも自分に恥じない自分でいたい。そのことで誰かに嫌われたとしても、自分を信じ、大切にしながら、ハッピーな自分でみんなに会いたいのだと。そんな飾らない言葉からは、変化を恐れず、自分らしく歩んでいこうとする決意が伝わってきた。
 
アンコールの最後を飾ったのは、OrJourneyの始まりを象徴する楽曲「Flags」。これまでの歩みを知る人にとっても、この日初めて彼らの音楽に触れた人にとっても、特別な響きを持つ一曲だっただろう。
 
旅には、思い描いたとおりに進めない日もあれば、立ち止まってしまう瞬間もある。それでも、ここまで歩いてきた2人は、痛みや迷いをなかったことにはせず、それらを抱えたまま前へ進もうとしている。今回のライブから感じられたのは、そんな“OrJourneyの現在地”だった。晴れやかな曲も、傷を抱えた曲も、そのすべてが今の彼らを形作っている。
 
「Break the Chain」――自分を縛るしがらみや、不要なものを手放して前に進んでいくこと。そして、心が揺らぎ傷つくことがあっても、大切なものを見失わずに歩んでいくこと。そんな祈りを掲げた2人は、これからどんな旅を続けていくのか。次のOrJourneyの新たなる一歩に、大いに期待したくなる1日となった。
 
TEXT BY 玉尾たまお
PHOTO BY 園山ひかり
 
セットリスト(第1部)
M01. Narrative
M02. 理由のない光
M03. Hello
M04. Get Swag
~Re:革命前夜 Guitar&Drum Session~
M05. Re:革命前夜
M06. no meaning, no reason
M07. 笑うことに理由なんていらない
M08. Dressed in Noise
M09. またかよ
M10. Blast Off
M11. 新曲
M12. ReStart
M13. 晴れたらwon’t be long
 
EN1. 0720
EN2. Flags
 
OrJourney “Versus” Vol.2

日時 2027年2月21日(日)
昼公演 14:00開場 / 14:30開演 予定
夜公演 18:00開場 / 18:30開演 予定
※開場/開演時間は変更となる場合がございます。

 

会場
duo MUSIC EXCHANGE(東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8 O-EASTビル)
 
出演
OrJourney、Cait-C、kokokara
OrJourney Support Members:藤井健太郎(Gt.)、なおk(Dr.)
 
チケット価格(オールスタンディング)
通常チケット:7,000円(税込)
グッズ付きスタンディングチケット:11,000円(税込)
*グッズは開催記念Tシャツとなります(昼夜で色の異なるデザインとなります)
※別途ドリンク代が必要となります。
※グッズは当日お渡しとなります。
※整理番号順での入場となります。
 
詳細
https://orjourney.com/liveitem/versus_vol2/
 

アーティストインフォメーション

公式HP:https://orjourney.com
公式X:@OrJourney_offi  https://x.com/OrJourney_offi
公式YouTube:@OrJourney_Official  https://www.youtube.com/@OrJourney_Official
公式TikTok:@OrJourney https://www.tiktok.com/@OrJourney

 

プロフィール
繊細かつ圧倒的な歌唱力を持つ声優・俳優の伊藤昌弘(Vo.&Gt.)と、数々の大型作品への楽曲提供で知られる作編曲家・サウンドプロデューサーの廣澤優也(Ba.)による2人組音楽ユニット。ヘブライ語の「Or(光)」と、英語の「Journey(旅路)」から付けられたユニット名のとおり、“ファンとともに光へ向かって進む旅”をテーマに掲げ、ジャンルに縛られない多彩なサウンドを展開。「やりたいことを自由にやる」をモットーに自らの幸せを追求しながら、聴く人に寄り添うような音楽を目指す。

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