『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編 、公開記念舞台挨拶~東京編~オフィシャルレポート到着!黒沢ともよらキャスト&小川太一監督が11年の歩みと完結への想いを語る!

2026/9/15

吹奏楽にかける高校生たちの熱い青春を描いてきたアニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズ。その完結編となる劇場版「最終楽章 響け!ユーフォニアム」後編が9月11日に全国の劇場にて公開となり、9月12日には公開記念舞台挨拶~東京編~が新宿ピカデリーで開催された。登壇者は黄前久美子役・黒沢ともよさん、加藤葉月役・朝井彩加さん、川島緑輝役・豊田萌絵さん、高坂麗奈役・安済知佳さん、黒江真由役・戸松 遥さん、塚本秀一役・石谷春貴さん、そして小川太一監督。ここでは9時30分の回の上映後に行われた舞台挨拶の模様をレポートする。

 

※本記事には、「最終楽章 響け!ユーフォニアム」後編の内容に関するネタバレが含まれます。未鑑賞の方はご注意ください。

 

今回の舞台挨拶は前編の公開時と同様に交代制でMCを担当することになり、この日は豊田さんと石谷さんが進行役を務めた。「昨日、僕も後編を映画館で見させていただきました。その際、友達が“ゴールド金賞”ということで百均の金のトロフィーを手渡してきたので、それをカバンに入れて今日やってまいりました」(石谷さん)、「私は試写会で見させていただいたんですけど、ハンカチを忘れてしまって。『うわ、どうしよう。』と思ったら、右手に大きなシュシュをしていたので、シュシュでずっと拭きながら何とか耐えられました」(豊田さん)と、エピソードトークを交えた自己紹介をするMC二人に続いて、登壇したキャスト陣&監督が劇場に集まってくれた大勢のお客さんに向けて一人ずつ挨拶。続けて、TVアニメ第1期から11年の歳月を経て堂々の完結を迎えたことへの想いをそれぞれ語ってくれた。

 

 黒沢さん「久美子と同じように何度も『これが最後なんだ』と思いながらアフレコをしていたので、それが今、皆様に初めて届いているという、この時間差に俳優人生で初めて戸惑うくらい、あの(アフレコの)日に私の中でも完結したところがあって。今、みんなが観て、それを一緒に体感してくれているんだというのがすごく不思議な気持ちです」

 

朝井さん「観終わった後に京都アニメーションさんのすごさを再確認したのと、人生と言えるアニメが一つ増えたなと私は思っていて。この11年で、高校生活の3年間がきれいに着地して、これからの未来も楽しみだよねという気持ちにさせてくれる。『響け!ユーフォニアム』ってすげー。という感情で立ち上がれませんでした」

 

豊田さん「上映前に(公式Xで)『響け!ユーフォニアム』と『私』というテーマで、キャストさんが一人ずつコメントをしていたじゃないですか。あのコメントを見て、それだけでも胸に来るものがあって。みんなの人生にとって大事な作品になっているんだなと改めて実感したし、何よりも作品が良すぎて、語彙力が足りないことが申し訳なくなるくらいに、とても語りたいことがありますね」

 

安済さん「やっとこれが最後、という実感がわいてきました。アフレコのとき全然実感がなくて、そのまま取材とかも受けていて。でも、実際に観て、かつ観終わったお客様を見たら、これで最後なんだと実感しています」

 

石谷さん「僕は1期の台本から保管してあって、昨日それを見返したんですけど、時間が経っているからちょっと色褪せているんですよ。いずれこの後編の台本も同じようになっていくんでしょうけど、『響け!ユーフォニアム』という作品は自分の中では色褪せていないので、皆さんの中でも同じように残っていくんじゃないかなと思いました」

 

戸松さん「すごくすっきりした気持ちです。完結ではあるんですけど、寂しさや悲しさよりも『この作品を観られてよかった』という、達成感のような気持ちもありました」

 

小川監督「すっきりしていますし、ホッとしております。まずTVの3期があって、その3期も完結させる覚悟で取り組んでいたので、そこからさらに作り続けるのは正直難しいだろうという気持ちだったのですが、さらに物語を拡張して、開いて終われる形でちゃんと公開できたことを本当にうれしく思っております」

 

ここで石谷さんが、後編では久美子と真由のシーンが深掘りされていることに言及。今回の真由を演じた感想を戸松さんに聞いてみると、「TVアニメのときの真由の印象と映画を観られてからの真由の印象が変わった方もいらっしゃるのかなと思うんですけど、もともとああいう子なんですよね。」と、真由の印象の変化について小川監督に確認する。監督が「3期のときはどうしても真由は部分的な映し方をしていて、今回は真由に可能性を感じながら描かせてもらえたなと思っています」と答えると、戸松さんは「どうしてもTVアニメのときは、久美子と二人でいるピリッとした空気のシーンが多かったんですけど、その中でも合間でもう少しリラックスしたシーンがあったんだよという、そういうちょっとほっこりしたところを演じられたのはうれしかったです」と、心からうれしそうに話していた。

 

一方の黒沢さんが「久美子としては真由に限らず、麗奈とのシーンも膨らんだんですけど、この3人のシーンがちょっとずつ増えたことで見え方が変わっていって、総合的にだいぶ(TVアニメとは)違う印象になったんじゃないかなと思います」と言うと、安済さんは麗奈と真由のとあるシーンについて、「台本を読んでいるときから涙が出ちゃって、テストのときも泣いちゃって。でも、音響監督の鶴岡(陽太)さんに『高坂麗奈が特別なのは久美子の前だけだよな』って、これを言われた瞬間に『たしかにここでは泣かないな』と思って。それで泣かなくて済んだというか、ただ単に『泣くな』というディレクションじゃないのがさすが鶴岡さん。と思いました」と、アフレコ時のエピソードを明かしてくれた。

 

後編の中で特にグッと来たシーンについては、「二つあって、一つは演奏シーンなんですけど、もう一つ挙げるとしたら、最後のほうで音楽をバックに流れていた、北宇治高校の風景。誰も映っていないけど、ボロボロ泣いてしまいました」(朝井さん)、「いちばんグッと来たのは久美子がユーフォニアムに『3年間ありがとう』と言うところで、それを言ったらあやちゅ(=朝井さん)に『楽器をやっていた人の視点だね』と言われました。PVでも使われていたセリフだったから、『まさかここにそのセリフが来るとは。』と思った人もいたんじゃないかなと思って。あのシーンはすごく好きですね」(豊田さん)、「演奏シーンで高らかに響くトランペットの『三日月の舞』のフレーズが流れた瞬間ですね。この作品は静かになるシーンで音を消して、みんなが息を飲む瞬間を大事にされているなかで、盛り上げるとこは盛り上げて、ここが集大成だぞという想いが演奏の中にすべて詰め込まれていた感じがグッと来たし、泣いちゃいましたね」(石谷さん)と、いずれも観客の印象にも残ったであろう名場面を挙げていた。

 

最後に登壇者を代表して、黒沢さんと小川監督が挨拶。黒沢さんは「皆さんのおかげでここまで来られて本当にうれしいです。この黄前久美子の役が決まったときに、当時のマネージャーさんから言われたのが『すべての人に感謝を。人に優しく、尊敬する心を忘れない』ということで、その言葉を胸に今日ここまで走ってきました。久美子の物語は、無事完結しました。悔いはありません。ここからは皆さんの物語です。『次はあなたの曲が始まるのです』という気持ちをここに残して、私の黄前久美子を閉じたいと思います。またこうやって皆さんにお会いできることがあったらいいなと思っています」と話しながら、感極まってボロボロと大粒の涙を流した。そんな黒沢さんにもらい泣きしそうになりながら、小川監督は「まずは観てくださったファンの方々、キャストさん、そして携わってくれているスタッフの皆さん含めて、本当にありがとうございます。本当に皆さんが育ててきてくれた作品ですし、これから“みんな”の作品になっていくんじゃないかなと、改めて感じております。人生の岐路に立ったとき、苦難に立ったときに黄前久美子を思い出してもらって、あの強さを思い出してくれたらうれしいです。今後も何かしらのイベントがまだあると思うので、キャストさんにもまだまだ一緒に走ってもらいたいなと思っております。ぜひ引き続き『響け!ユーフォニアム』をどうぞよろしくお願いします」と締めくくった。

 

「最終楽章 響け!ユーフォニアム」後編は現在絶賛公開中。舞台挨拶の追加日程など最新情報も盛りだくさんなので、ぜひ公式サイトをチェックしてほしい。

 

『最終楽章 響け!ユーフォニアム』 後編

Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024

『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編 予告
https://youtu.be/cQxTu272gZU

 

『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編 本予告
https://youtu.be/ynf-VjW-U4A?si=bmc2cJOuqJZR9hG2

 

上映劇場情報
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=euphosaisyukouhen

 

イントロダクション
ついにシリーズ完結!!!
この軌跡が、次の曲になる――

 

吹奏楽にかける高校生の青春を10年にわたり描いてきた『響け!ユーフォニアム』シリーズ。2024年のTV放送にて感動の最終回を迎えた『響け!ユーフォニアム3』が、2026年、ついに完結作となる“最終楽章”として劇場に登場する。

 

『最終楽章』は、10年間、京都アニメーションの制作チームを率いてきた石原立也が総監督を、そして共にシリーズの要を担ってきた小川太一が監督を務める。

 

京都アニメーションによる本編カットのブラッシュアップはもちろんのこと、花田十輝がシナリオを新たに執筆し、新作シーンも多数追加。TVシリーズでは描かれなかった演奏シーンも盛り込んだ、『最終楽章』の名に相応しい劇場作品をスタッフ一丸となって届ける。

 

ここにあるのは、あの日の誓い――。
アニメ『響け!ユーフォニアム』堂々の終幕へ。

 

あらすじ
難関・関西大会を突破し、全国大会出場に沸き立つ北宇治高校吹奏楽部は、勢いそのままに文化祭のステージへ。

 

そこにあったのは、真由が大事にしている“みんなが楽しい”演奏だった。
北宇治が掲げる“みんなが平等”な実力主義は、それと相反するのではないか……。
真由は複雑な心情をにじませる。

 

一方の久美子は、部長として北宇治で全国大会金賞を取りたいという悲願の達成と、奏者として麗奈と一緒にソリを吹きたいという願いを胸に練習に励んでいた。

 

泣いても笑っても最後。
全国大会の出場メンバーを決めるオーディションの日がやってくる。

 

CAST
黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
黒江真由:戸松 遥
塚本秀一:石谷春貴
釜屋つばめ:大橋彩香
久石 奏:雨宮 天
鈴木美玲:七瀬彩夏
鈴木さつき:久野美咲
月永 求:土屋神葉
剣崎梨々花:杉浦しおり
釜屋すずめ:夏川椎菜
上石弥生:松田彩音
針谷佳穂:寺澤百花
義井沙里:陶山恵実里
滝 昇:櫻井孝宏
中川夏紀:藤村鼓乃美
吉川優子:山岡ゆり
鎧塚みぞれ:種﨑敦美
傘木希美:東山奈央
中世古香織:茅原実里
田中あすか:寿 美菜子

 

STAFF
原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章』)
監督:小川太一
総監督:石原立也
脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:池田晶子、池田和美
総作画監督:池田和美
楽器設定:髙橋博行
楽器作画監督:太田 稔、丸木宣明
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:竹田明代
撮影監督:髙尾一也
3D監督:山本 倫
音響監督:鶴岡陽太
音楽:松田彬人
音楽制作:ランティス、ハートカンパニー
音楽協力:洗足学園音楽大学
演奏協力:プログレッシブ!ウインド・オーケストラ
吹奏楽監修:大和田雅洋
前編主題歌:TRUE「ToCoda」
後編主題歌:TRUE / 北宇治高校吹奏楽部「ReCoda (The Final Movie Ver.)」
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:『響け!』製作委員会2024
配給:松竹

 

アニメインフォメーション

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公式TikTok:https://www.tiktok.com/@anime_eupho

 

Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024

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