映画『スオミの話をしよう』Blu-ray&DVD発売!三谷幸喜×長澤まさみオーディオコメンタリーレポート解禁!

2025/2/26

(C)フジテレビ 東宝

映画『スオミの話をしよう』のBlu-ray&DVDが、いよいよ2月26日に発売。主演の長澤まさみ、監督・脚本の三谷幸喜がスペシャル・エディションの特典映像となるオーディオコメンタリー収録に臨み、撮影秘話を語った。

 

前作『記憶にございません!』以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる三谷監督最新作。主人公・スオミを長澤まさみが演じ、スオミを愛した5人の男たちには西島秀俊、松坂桃李、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎という実力派俳優陣が集結した。

 

コメンタリー収録は、この日、長澤が身に付けていたファッションの話題からスタート。2人そろってリラックスモードで、三谷は「長澤さんは映画のヒロインではあるんだけれども、そんなに出番がないんですよね(笑)」と冗談まじりに語り、長澤も「いいんですかね、私がコメンタリーに呼ばれて」と笑い合う。

 

映画は大富豪の妻・スオミが消えたことをきっかけに、5人の男たちがスオミについて話をする物語。とはいえ、スオミ演じる長澤は回想シーンを含めバッチリ出演しており、三谷は「みんなが“そこにいない人”の話をしている物語では、最後までその人が出てこないパターンはよくあるから、出しちゃおうと思って(笑)。パターン破りで考えました」と“三谷ワールド全開”の構成が生まれた経緯を明かす。

 

続いて、スオミの行く先々に現れる神出鬼没な女・薊役の宮澤エマが映ると「つい最近、遊ぼうって約束しました」と長澤。三谷の微妙な反応に、長澤が「三谷さんもちゃんと誘おうと思ってましたよ」とフォローするも、三谷は「僕のおかげで知り合った人たちが、僕抜きで飲みに行くのがすごくイヤなんですよ」と本音を吐露。三谷が起用した共演者同士が仲を深めるケースが多いといい、「僕が結びつけた」と語ると、長澤が「すごい恩着せがましい!」とツッコみを入れるなど笑いが絶えない。

 

テンポよく進むコメンタリーでは、夫役を演じる豪華キャストたちの素顔も次々と明らかに。

 

1番目の夫・魚山役の遠藤憲一とは初共演ながら波長が合ったという長澤は「自分に自信がないところがすごく似ていて、気が合っちゃいました」と撮影でのやり取りを述懐。芝居への向き合い方が似ているそうで、三谷も「エンケンさんは、長澤さんが10代の頃からよく知ってるのかと思っていましたから」と、その相性の良さに驚いたとか。

 

2番目の夫・十勝を演じた松坂桃李について、三谷は「俳優さんにこんなことを言うのは失礼だけど、こんなにお芝居が上手な方だと思わなくて。セリフの一つ一つに存在感があるし、すごく計算してきてくれる」と素直な思いを語り、約14年ぶりの共演だという長澤も「芝居にすごく愛がある印象」と称賛する。

 

一方、3番目の夫・宇賀神役の小林隆は、三谷が主宰する劇団「東京サンシャインボーイズ」の出身。三谷は「こんなにぶっとんだ役はあまりやらなかったけど、僕ら劇団時代の仲間からすると、彼の特技というか。ちゃんと昔から持ってる引き出しを久しぶりに開けてくれた」としみじみ。ところが、長澤が「小林さんはどんな役を演じても嫌味がない。愛せる」と話すと、三谷は「そこが彼の今後の課題かもしれない」と語り出して……?

 

4番目の夫・草野役の西島秀俊と長澤は、映画『シン・ウルトラマン』(2022年)に続く2度目の共演。三谷は「僕の中では寡黙で、大人しくて真面目な方というイメージだったけど、ものすごくはしゃぎまくっていた」と西島の意外な一面を明かし、長澤も「とても社交的な方ですよね。お話が好きだし、ずっと映画の話をされてる」と共感する。

 

また長澤は5番目の夫・寒川を演じる坂東彌十郎に特別な思いがあるようで、「私は大河ドラマのナレーションで1年間ずっと彌十郎さんを見守っていたので、お会いするのが楽しみだった」と声を弾ませる。現場では「映像作品に呼ばれるのがすごく嬉しいと教えてくださって。こんなふうにお芝居と向き合えるって理想だなって」と刺激を受けた様子で、三谷も「なんかわかるなぁ」と頷いた。

 

そして物語は、スオミの誘拐犯に身代金を渡すシーンへ。「誰が身代金の入ったバッグを落とすか」で揉めに揉めるセスナ機内には、映画『THE 有頂天ホテル』(2006年)のグッズとして制作された“アヒルのダブダブ”の姿が。三谷曰く、『記憶にございません!』(2019年)で使った“とある美術品”も再利用しているそうで、そんな制作陣の遊び心も必見だ。

 

さらに小磯(瀬戸康史)がレジャーシートで空を飛ぶ衝撃の展開を迎えると、三谷は「台本では瀬戸さんがセスナの車輪に掴まって、そこから這い上がってくる設定だったんですよ。でも、もうちょっと面白くできないかって、スタジオに入ってからこの手法を思いついた」と告白。「映画のリアリティを超えてはいるんですよね。飛行機と並行してるから、あいつはどれだけのスピードで飛んでいるのか。動力はなんなんだろうって(笑)」とフィクションならではの世界観を語ると、長澤も大爆笑しつつ「その価値観いいなって思いました。普通のリアルがリアルとは(限らない)」と話し、三谷も「そんなの誰が決めたんだってね」と笑ってみせた。

 

コメンタリーの終盤には、スオミと元夫たちが歌い踊るミュージカルナンバー『ヘルシンキ』についての話題も。三谷は「あまりない構成で勇気がいったけど、ここでは終われないなと思って。もう一つ何かおまけがほしいと思ったときに、どうしてもやりたくなっちゃったんだよね」と、ミュージカルシーンを取り入れた理由を説明する。長澤は「結果的にみんな楽しんでいましたし、男性陣もワクワクしながらやってましたよね」と振り返り、三谷が「みんなで踊るって気持ちが高まっていく」と話すと、「達成感があるといいですよね、演じる側も。私はそういう映画な気がする」と笑顔に。

 

その後も、三谷がキャストたちに伝えたリクエストや、長澤にとって『キャバレー』(2017年)以来となるダンス&歌唱練習など、名シーンの舞台裏を惜しげもなく語り合った。終始笑いにあふれたコメンタリーには、ほかにも瀬戸康史、戸塚純貴らとのエピソードや「ロケ地の選び方」「CGシーンの裏側」、さらには「長澤によるセーラー服着用への本音」まで、気心知れた2人だからこそ実現したトークが満載。

 

なおスペシャル・エディションには、映像特典として、「三谷幸喜が山崎怜奈を案内!映画『スオミの話をしよう』セットツアー」や「三谷監督inヘルシンキ」、「イベント映像集」なども収録されている。

 

『スオミの話をしよう』
2月26日(水)Blu-ray&DVD発売(同日Blu-ray&DVDレンタル開始)
発売元:フジテレビジョン
販売元:ポニーキャニオン
(C)フジテレビ 東宝

 

Blu-ray スペシャル・エディション(2枚組:本編Blu-ray+特典Blu-ray)

本編:114分+映像特典

PCXC-50179 ¥7,920(税込)

 

DVD スペシャル・エディション(3枚組:本編DVD+特典DVD1+特典DVD2)

本編:114分+映像特典

PCBC-61806 ¥6,930(税込)

 

スペシャル・エディション 音声特典 ※Blu-ray、DVD共通
オーディオコメンタリー
[三谷幸喜×長澤まさみ]

 

スペシャル・エディション 映像特典 ※Blu-ray、DVD共通
公開記念特番「スオミの話をする前に○○の話をしよう」 
・三谷幸喜が山崎怜奈を案内!映画『スオミの話をしよう』セットツアー 
・三谷監督inヘルシンキ  
・イベント映像集 
・相関図で『スオミの話をしよう』
・公開直前!スペシャルPV 
・予告編集 
・CM集

 

Blu-ray スタンダード・エディション(1枚組:本編Blu-ray)

本編:114分+映像特典

PCXC-50180 ¥5,170(税込)

 

DVD スタンダード・エディション(1枚組:本編DVD)

本編:114分+映像特典

PCBC-52775 ¥4,180(税込)

 

スタンダード・エディション 映像特典 ※Blu-ray、DVD共通
・相関図で『スオミの話をしよう』
・公開直前!スペシャルPV 
・予告編集 
・CM集

 

STORY
その日、刑事が訪れたのは著名な詩人の豪邸。
≪スオミ≫が昨日から行方不明だという。
スオミとは詩人の妻で、そして刑事の元妻。
刑事は、すぐに正式な捜査を開始すべきだと主張するが詩人は「大ごとにするな」と言って聞かない。
やがて屋敷に続々と集まってくる、スオミの過去を知る男たち。
誰が一番スオミを愛していたのか。誰が一番スオミに愛されていたのか。
スオミの安否そっちのけで、男たちは熱く語り合う。だが不思議なことに、彼らの思い出の中のスオミは、見た目も、性格も、まるで別人・・・。
スオミはどこへ消えたのか。スオミとは一体、何者なのか。

 

CAST
長澤まさみ
西島秀俊 松坂桃李 瀬戸康史 遠藤憲一 小林隆 坂東彌十郎
戸塚純貴 阿南健治 梶原善 宮澤エマ

 

STAFF
脚本と監督 三谷幸喜
製作:大多亮 市川南  プロデューサー:玉井宏昌 石塚紘太  アソシエイトプロデューサー:石原隆  ラインプロデューサー:森賢正
撮影:山本英夫 (J.S.C.)  照明:小野晃  録音:瀬川徹夫  美術:棈木陽次  音楽:荻野清子  衣裳デザイン:宇都宮いく子  装飾:田村一徳
編集:松尾浩  スクリプター:山縣有希子  音響効果:倉橋静男  VFXスーパーバイザー:田中貴志  カラーグレーダー:齋藤精二
美術プロデュース:三竹寛典  アートコーディネート:杉山貴直  キャスティング:杉野剛  助監督:是安祐  製作担当:鍋島章浩
製作:フジテレビ 東宝  制作プロダクション:エピスコープ
※ 美術:棈木陽次の「棈」は「木」へんに「青」

 

インフォメーション
公式HP:https://suomi-movie.jp/
公式X:https://x.com/suomi_movie
公式instagram:https://www.instagram.com/suomi_movie/
Blu-ray&DVD特設サイト:https://movie-product.ponycanyon.co.jp/item166/

(C)フジテレビ 東宝

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