harmoe、トーク＆ライブイベント「harmoe canvas session Ⅵ」を開催！デビュー3周年の記念日、ファンと喜びを分かち合うHyperLoveなイベントレポートを公開！

2024/3/18

MUSIC

6thシングル「ふわふわpartyつられてhappy」をリリースしたharmoeが、3月10日にトーク&ライブイベント『harmoe canvas session Ⅵ』を開催した。シングルのリリース毎に行われている恒例のイベントも6回目。この日は、2ndアルバムのリリースとツアーの開催が発表され、代々木・山野ホールに詰めかけたファンを大いに喜ばせた。3公演行われたイベントの、1部の模様をレポートする。

岩田陽葵・小泉萌香による声優ユニット・harmoeが、2月7日にリリースした6thシングル「ふわふわpartyつられてhappy」。おとぎ話の世界を歌で表現してきた彼女たちが、今回のシングルでテーマにしたのは『クマのプーさん』。タイトル曲は、放送中のTVアニメ『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』のED主題歌にもなっている。

「こんにちはー！『canvas session Ⅵ』にようこそ！」と元気に挨拶をしながらステージに登場したharmoeの2人。さっそく、クマの耳など、クマグッズを身に付けた観客とコミュニケーションを取りながら場を和ませていく。この距離の近さも本イベントの醍醐味だろう。しかも3月10日は、ちょうどデビュー曲「きまぐれチクタック」のリリース日でもあったので、harmoeのデビュー3周年記念日にイベントができる喜びを、ファンのみんなと一緒に分かち合っていた。

『canvas session』といえばお馴染みのMC・声優の細田健太氏を呼び込むと、彼の進行でトークパートがスタートする。ただ今回は、無茶振りコーナーなどはなく、3周年を振り返る企画をやっていくということで、まずは『祝3周年　harmoe人気ベスト3予想！』というクイズ企画から。1部はファンのアンケートによる「人気ジャケット写真ランキング」となった。

スクリーンに映し出される全24種類のジャケットを見ながら、「選べないよ〜」と悩む岩田に、「いっぱい出してきたね」と感慨深くなっている小泉。悩んだ末に出した2人の解答は以下の通り。

岩田陽葵

第1位：ミニアルバム『impress』【初回限定盤】

第2位：5thシングル「Love is a potion」【初回限定盤】

第3位：1stシングル「きまぐれチクタック」【きゃにめ盤】

小泉萌香

第1位：ミニアルバム『impress』【きゃにめ盤】

第2位：1stアルバム『It’s a small world』【初回限定盤】

第3位：2ndシングル「マイペースにマーメイド」【通常盤】

2人の意見は分かれたが、アンケート結果の第3位は、小泉が2位に挙げていた『It’s a small world』【初回限定盤】。ファンからは「もえぴ（小泉）がはるちゃん（岩田）を支える左手が好き」「通常盤と衣装をチェンジしているところがいい」といった意見が寄せられていた。一方で、2人からは「撮影中、めっちゃ眩しかった」「腹筋が大変だった」と撮影の裏話が語られる。harmoeの撮影では無理な姿勢が多く筋力を使うらしく、「撮影の次の日に筋肉痛になるのが、harmoeあるある」とのこと。

第2位は「Love is a potion」【初回限定盤】で、岩田が見事に的中！　ファンからは「2人の距離感の近さと白雪姫の儚さをまとったジャケットがお気に入り」との声が届く。だがこの撮影も、小泉の腕がプルプルしていたと、表情からは感じられない苦労もあったのだそう。

第1位は、『impress』【初回限定盤】。互いに同じ作品を挙げていたが、岩田がCD形態を当てて、見事に2問的中させてていた。「ヴィランのビジュアルが衝撃的で、かっこよくて、かわいくて、おしゃれだと思いました」とファンも絶賛のジャケットだが、スタッフからのプチ情報として、衣装が2人合わせて120万だったことも明かされる。今までで一番お金がかかっているという話だけ聞いていたという2人は、その金額に驚き、1位になったことを素直に喜んでいた。『impress』のジャケットは3枚とも上位にランクインしていたそうで、改めて、ヴィランな2人の人気の高さも確認できた。

続いて、新曲にまつわるゲームコーナー『ふわふわもふもふポーズでhappy』。ルールは「ふわふわpartyつられてhappy」の曲の途中で、お題に合わせたポーズを2人で取り、ポーズが同じだったらサビが聴けてハッピーになれるというもの。最初のお題こそ「うさぎ」で合わせやすかったが、「いぬ」「パンダ」と続くと、意外と合わせるのが難しく大苦戦。だが、強引な解釈で正解にし、最後はサビを2人で踊って締めくくる。

細田氏とのコール＆レスポンスの練習を経て、後半のライブコーナーへ。キャッチーなイントロが流れると、harmoeとダンサーのKaoRi&Kanaの4人が登場。楽しそうにダンスをしながら、最新作のカップリング曲「カラフル×ジョイフル」を披露する。みんなで声を出して楽しめる陽気なポップチューンで、会場のテンションも一気に上がっていった。そして、そのテンションのまま、AiRBLUEの「CUTE♡CUTE♡CUTE♡」をカヴァー！　PandaBoYによるキラッキラな楽曲を、かわいらしいダンスと共に歌う。「AiRBLUEさんは大人数で踊ってらっしゃるから、4人で踊れるだろうかと思っていたけど、楽しく歌って踊らせていただきました」と小泉が語っていたが、4人でも賑やかさが伝わるようなパフォーマンスだった。

MCで、harmoeと共に歩んできたダンサーのKaoRi&Kanaに、『canvas session I』から一緒だったことを振り返りながら、改めて感謝の気持ちを伝えると、3曲目は鬼頭明里の「深夜センチメンタル」をカヴァー。彼女の椅子を使ったダンスパフォーマンスも、harmoeの2人用にアレンジして披露。ここでは、harmoeだけでなくKaoRi&Kanaのかっこよさも伝わってきた。2人のボーカルも、声を張りながら感情をむき出しに、エモーショナルに歌い上げた。ちなみにこの曲は、「カラフル×ジョイフル」の作・編曲をした大熊淳生による楽曲。作家繋がりでカヴァーしていくというのが『canvas session』の楽しみのひとつだ。

一転「Honey Drop」で、会場はかわいらしい世界に。こちらも最新作のカップリング曲で、PandaBoYが作・編曲を担当している。この曲は2人でのパフォーマンスで、手を合わせたり、腕を組んだりする振り付けがかわいい。Bメロではみんなでクラップをし、最後の〈La La La La La La…〉では手を左右に振り、会場の気持ちがひとつになる。真崎エリカによる歌詞が沁みるという声も多かったそうで、〈いつまでも変らないよBest Friend〉や〈いつも側にいてくれて　ありがとう〉といった歌詞を、harmoeの2人に重ねて聴いてしまうファンも多かったことだろう。歌い終えた岩田も「3周年だし、エモい気持ちになっちゃった」と漏らしていた。

そして、「ハッピーになりたいですか？」「みんなでハッピーになっちゃおう！」と呼びかけ、再び4人で「ふわふわpartyつられてhappy」をパフォーマンス。おとぎ話の世界に迷い込んだような振り付けで、つられて思わずこちらも笑顔になってしまう。合いの手もかわいらしかったし、ちょっとだけ不穏な空気になる間奏のダンスも4人の息はぴったり。ラスサビではみんなでクラップし、ハッピーな空間が広がっていく……。ほんわか気持ちが温かくなる、癒やしの時間となった。

6thシングルから全3曲を披露し、ライブパートが終わりかと思った瞬間、6月19日にリリースされるという2ndアルバム『radii』のティザー映像が流れる。物語の一節の朗読のあと、「HyperLoveSong」というタイトルコールがあり、『canvas session I』のときの衣装にチェンジした4人が登場し、新曲を初披露する。心をゾクゾクさせるビートに、会場に鳴り響く力強いクラップ。2人のボーカルはキレがありつつ、ロングトーンでは透き通るようなハーモニーを響かせていた。クラブサウンドに4人による見事なダンス、そしてharmoeの歌声が、観客を圧倒しました。

「今回のアルバムは、さまざまな愛を探しに行く物語となっています。“いろいろな愛の物語に触れたharmoeが見つけた、2人だけの間にある愛とは…？”」と、小泉が2ndアルバムのコンセプトを説明。今回もブックレットには、撮り下ろし写真と作詞家・中村彼方さんの物語で構成されたharmoeのオリジナルストーリー『radii』も掲載されるとのこと。アルバムでも、物語と共に音楽を楽しむことができそうだ。さらに『harmoe 3rd LIVE TOUR』の開催も決定！　これには、客席からもこの日一番の歓声と大きな拍手が起こっていた。

最後は、「harmoe、3歳になりました！　記念すべきに皆さんと過ごせて、2ndアルバムも3rdライブツアーのお知らせもできたので、まだまだharmoe、突っ走っていきます！ 4周年めもよろしくお願いします！」（岩田）、「この記念すべき日にちょうど『canvas session』を開催することができて、皆さんとお会いすることができて本当に嬉しいです。本日は本当にありがとうございました！」（小泉）と、2人からファンへメッセージが贈られ、『harmoe canvas session Ⅵ』（1部）は幕を下ろした。4周年に突入したharmoeが、これからどんな物語と音楽を届けてくれるのか、楽しみが膨らむイベントだった。