町田市の白洲次郎・正子の旧宅「旧白洲邸 武相荘」の運営を ポニーキャニオンとビームスの「ディレクターズバンク」が継承!!
町田市と連携しながら次世代にレガシーを継承していく“これからの、武相荘”を始動!
(株)ポニーキャニオンは、白洲次郎・正子の旧宅である、東京都町田市指定史跡「旧白洲邸 武相荘」を運営する(株)こうげいと業務提携契約を締結(2023年1月31日付)しました。
ポニーキャニオンは共に業務提携契約を締結した(株)ビームスの「ディレクターズバンク」と同所の運営に参画し、次世代に継承する歴史資源として、武相荘を基点とした商品開発、イベント実施、情報発信を行うヘリテージマネジメントを推進していきます。
また、こうげいと東京都町田市は観光連携協定(2023年3月9日)を締結し、同市を代表する観光地として更なる交流人口の増加に努めることを発表しました。これを受けて、3月9日にこうげい、町田市、ビームス、ポニーキャニオンが合同の事業説明会を行いました。武相荘を運営する白洲次郎・正子の娘であり、こうげい 代表取締役 牧山桂子(まきやまかつらこ)、武相荘館長 牧山圭男(まきやまよしお)に加え、町田市市長 石阪丈一(いしざかじょういち)、ビームス代表取締役社長設楽洋(したらよう)、ポニーキャニオン代表取締役社長 吉村隆(よしむらたかし)が発表会へ登壇しました。
今回、ポニーキャニオンとビームスの2者と連携する背景について、牧山圭男氏は「オープンから22年の間に、87万人以上の方々に来場頂きました。近年、年齢や自分たちの体力等、後継者について悩んでいた所で素敵なご縁を頂きました。この2者なら白洲次郎・正子の世界観や価値観や多摩丘陵の自然が豊かに息づくこの場を次世代に継承できると思いました」と語りました。
行政の立場から多摩エリアで最大の観光資源である武相荘の魅力発信に努める石阪市長は「(白洲次郎・正子氏が住む場所として)町田市が選ばれたのは名誉なこと。町田市としてもこの場所を次世代に継承したい、残していきたいと考える。この協定を通じて、町田市にとっての誇りを高め、市民だけではく、全国に届けていきたい。」と語った。
ビームスの設楽社長は「個人的にも憧れの人である白洲次郎・正子、そして武相荘の振興に関われることが嬉しい。白洲次郎は、世界のカルチャーに学びながら日本の良いモノも紹介する近年のビームスと重なると感じており、ある意味では大先輩だ。その魅力を当社個性派ディレクターが結集する部門『ディレクターズバンク』の企画力で次世代に提案していきたい」と述べた。
最後にポニーキャニオンの吉村社長から「町田市さんとは2018年からシティプロモーション事業でお手伝いをさせて頂いている。今回の事業にはSDGsの見地からも社会的な意義を大いに感じる。また武相荘のすばらしさは白洲夫妻の生活様式にあることはもちろんですが、多摩丘陵の里山の美しさが身近に体感できる場であること。これらを念頭にエンターテインメントの見地によって武相荘を運営し、町田市が一層の魅力的なまちになるように、尽力していく」と語りました。
今後の運営に際し、ポニーキャニオン エリアアライアンス部 部長の村多正俊、またビームス 執行役員で「ディレクターズバンク」室長の土井地博が武相荘のクリエイティブディレクターを兼任することも発表されました。
なお、5月以降に武相荘で行われるトークセッションのラインナップも発表になりました。
「これからの、武相荘」にご注目下さい。
旧白洲邸 武相荘 https://www.buaiso.com
ポニーキャニオン エリアアライアンス部 https://local.ponycanyon.co.jp/
<トークセッションラインナップ> 場所:武相荘内 能ケ谷ラウンジ
・イラストレーター:キンシオタニ「旅とアートと人生と」
イラストレーター、キンシオタニ氏が「旅」、「アート」、そして「人生」を語るトークセッション。
「旅を通して生き方を学び、人生を考えて表現し、また新しい旅に出る。このイベントでは僕の今日までの旅とアートと人生も語ります。できれば、参加してくれるみなさんの人生も聞いて僕を含め、みなさんのこれからの旅やアートや人生のヒントになればと思っています。新しい人やアートに出会い、その人の考えや人生を知るのも旅ですよ」
・服飾ジャーナリスト:山本晃弘「装いと暮らし。変わるもの変わらないもの」
服飾ジャーナリスト、山本晃弘氏が素敵なゲストをフィーチャーするトークセッション。
「メンズクラブ」「GQジャパン」などを経て、2008年に編集長として「アエラスタイルマガジン」を創刊。現在はエグゼクティブエディター 兼 WEB編集長を務めている。2019年にヤマモトカンパニーを設立し編集、執筆、コンサルティングを行う。また、ビジネスマンや就活生に着こなしを指南する「服育」アドバイザーとしても活動中。著書に「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」がある。
・戎光祥(えびすこうしょう)出版:「ヒストリカルサロン」
中世史ブームを牽引する専門出版社、戎光祥(えびすこうしょう)出版。同社の人気イベント「ヒストリカルセミナー」の“武相荘版”が「ヒストリカルサロン」。武相荘の在る多摩エリアは戦国北条氏関連史跡をはじめ歴史資源が豊富。
それらを題材に人気歴史学者と最新の研究を共有する場が「ヒストリカルサロン」です。