板谷波山と香取秀真 近代工芸の本物力が桑名市で共演!
三重県桑名市は、10月22日より桑名市博物館にて特別展「華ひらく近代工芸の美―板谷波山と香取秀真―」を開催する事を発表しました。日本近代工芸界を代表し、同時に文化勲章を受章した板谷波山と香取秀真、二人の珠玉の名品が桑名の地で共演します。
10月22日より桑名市博物館では特別企画展「華ひらく近代工芸の美―板谷波山と香取秀真―」が開催されます。
昭和28年(1953年)、工芸家として初の文化勲章を受章した陶芸家・板谷波山(いたや・はざん)と鋳金家・香取秀真(かとり・ほつま)の二人に焦点を当て、名品の数々を展示。
本物が集う桑名市において行われるこの特別展では、あわせて彼らと桑名地域との関わりについても紹介されます。
●近代工芸の巨匠と桑名市
板谷波山生誕150周年の本年、波山に師事した桑名の萬古焼の陶工・加賀月華(かが・げっか)もまた、大正11年(1922)に桑名の元赤須賀で窯を開いてからちょうど100年という記念の年を迎えます。本特別展では波山の技術と美意識を継承した月華の秀品も観ることができます。
また、多度の郷土史家・伊東富太郎(いとう・とみたろう)は香取秀真と親交が深い人物で、香取秀真から富太郎宛に届いた手紙が300通ほど桑名市に残っています。意気投合した二人は熱い金工談義を交わしており、富太郎は秀真の金工史研究に大きく寄与した人物であるといえるでしょう。多度大社の社殿前にかかる橋の擬宝珠は、秀真と富太郎が製作に関わったもので、本展ではそれに関連する秀真の日記資料なども展示いたします。
波山と月華の師弟関係、さらには秀真と富太郎の交友関係など、東京で活動した芸術家たちの技術や精神は、広く地方の人々にも影響を与えていました。
この特別展を通じて、本物の力を感じるとともに桑名の歴史・文化に触れてみてはいかがでしょうか。
●概要
特別企画展 華ひらく近代工芸の美 板谷波山と香取秀真
期間:令和4年10月22日(土)~11月27日(日)
休館日:毎週月曜日
開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
入館料:大人[高校生以上]500円 ※20名以上の団体は1人100円引き
障害者手帳提示の方は本人及び同伴者合わせて2名まで無料 桑名市博物館メールマガジン購読者は携帯画面もしくはプリントアウトしたものを提示すれば本人及び同伴者の合計2名まで100円引き
詳細
「本物力こそ、桑名力」をキャッチフレーズとして掲げる三重県桑名市。三重県桑名市東京PR事務局を運営する㈱ポニーキャニオンは、「魅力みつけびと」やメディアを通し、桑名市のさまざまな魅力や旬の情報を発信しています。