【イベントレポ】「昆虫記」の世界を堪能できる『ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO』開催!見どころは”ヒカルゲンジオオイナズマ”!!
株式会社ポニーキャニオンのグループ会社で、アトラクション、イベントなどの企画制作やエリア開発などの事業を展開する株式会社ドリームスタジオが、株式会社東京ドームと共に主催するイベント『ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO』を9月4日まで開催中。会場の東京ドームシティGallery AaMo(ギャラリー アーモ)に足を運び、現地の模様をお届けします!
人一倍強い好奇心を持って自然を愛した、昆虫研究の先駆者アンリ・ファーブル。2023年に生誕200年を迎えることを記念して開催された本展では、どんな苦難にも学びの意欲を失わず、自分の目で見た確かな事実しか信じないゆるぎない精神と、豊かな感受性を持ち合わせた彼の人生をたどることができます!
会場に入ると、まずはファーブルクイズに挑戦できるデジタルクイズラリーの案内が。スマートフォンに「COCOAR」アプリをインストールして、会場内の問題に全問正解すると昆虫博士に認定してもらえるそう。また、会場内にあるAR写真スポットにて、楽しい写真が撮れるのでぜひチャレンジしてください。
次に目に入ってきたのは、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」より貸し出された70点の昆虫標本。同館の館長で、本展の監修をされた奥本大三郎氏が見どころと推すのは、ヒカルゲンジオオイナズマ。「1980年にフィリピンで発見された珍しい蝶。特に新鮮な個体は紫色の光があってとてもきれいです。源氏物語絵巻が似合うので一緒に展示しています」とのことなので要チェック!他にも「その隣のナポレオンタテハは、ナポレオンという名前が付けられていますけど、イメージとピッタリか実際に確認してください。カマキリ、トンボ、バッタ……いろいろな標本をよく観ると味わい深いものがあります」とのこと。昆虫好きの方にはたまらないコーナーです。
続いては、アンリ・ファーブルの研究室コーナー。ここではファーブルが愛用していた、ハットや靴から、カマなどの農具や食器類。はたまた結婚証明書のコピーなどが展示されています。「ファーブルは儀式が嫌いだったんです。19世紀中頃のフランスの正装といえばシルクハットとフロックコートですが、ファーブルは黒いつば広帽を愛用し、教師をしていた学校の行事でもそれをかぶってきたので怒られたそう。学校を退職した後は、シルクハットに土を入れバジリコを植えて、収穫後に踏み破ってしまったそうです」と奥本氏が個性豊かなエピソードを紹介。そんなファーブルを想像しながら愛用品を眺めているとあっという間に時間が過ぎていきます。
先に進むと、『昆虫記』を代表するスカラベ、オオクジャクヤママユ、ヌリハナバチの研究を解説し、昆虫の不思議に迫るコーナーが登場。まず、フン転がしの名人・スカラベのフロアで目に入ったのが、「体感!巨大ふん玉」。スカラベが人間サイズだと、どのくらい大きいふん玉を転がしているのかがわかります!さらに、ファーブルも苦労したという“なし玉”探しにチャレンジできる「体感!ホレホレ スカラベのなし玉さがし」も設置。筆者も頑張って探しましたが、見つけることができず……皆さんもぜひ挑戦してみてください。
続いては、クジャクのような紋を持つヤママユのコーナー。オスとメスの見分け方から、成虫になると口がなくなるという不思議な生態について知ることができます。ここには、「体感!なんのにおい」が設置されていて、チューブを握り筒から出てきたにおいを嗅ぐというもの。3パターン用意されているので、どれがどんなにおいなのか嗅いでみてください。筆者は勢いよく嗅いだため、思わずむせてしまったことだけ伝えておきます(笑)。
また、壁塗り職人とも呼ばれているヌリハナバチの紹介フロアには、「ヌリハナバチの迷路」が登場。ヌリハナバチには生まれつき、どこからでも自分の巣に帰ることができる機能を持っていることにかけて、なぞなぞ迷路になっています。謎解きや迷路好きの方はぜひ体験してみて!
紹介フロアを抜けて見えてきたのは「ふしぎなトンネル」。トンネル内は模様が回転しており、何気なく入ってみると驚きの体験ができました。何が起こるのかはご自身で体感してみてください!同フロアには、ファーブルの生涯を振り返ることができる年表も設置。現代ではなかなか起こりえない衝撃エピソードが満載なので、ノンストップで読み続けてしまうはず。
そして、その先にはビクッとすること間違いなしの全長約3メートルの「巨大カブトムシロボット」と「巨大カマキリロボット」が出現。ロボットとはいえど、リアリティーのある質感や迫力ある動作に思わず心臓もドキドキ。
続いて、人気昆虫が集結した「昆虫の生体展示」コーナー。ヘラクレスオオカブト、コーカサスオオカブト、ギラファノコギリクワガタなど、力強く美しいフォルムに目を奪われてしまう昆虫たちが集結。また、「昆虫ふれあいの森」では、生きたクワガタムシやカブトムシに触れることができます。入口には触るときの注意事項が掲示されているので、確認した上で楽しんでください。
また、土日祝日と8月8日~12日には「親子で楽しめるワークショップ」も開催。道具を使って砂の塊に埋まっている昆虫を発掘する「世界の昆虫を発掘しよう」、プラ板に好きな色を塗って自分だけのオリジナルカラー昆虫が作れる「君だけのプラ板昆虫」、段ボールシートからパーツを取り外し、組み立てて色を塗る「段ボールで作る大迫力昆虫!」とワクワクできる体験ばかり。物販コーナーでは、昆虫のぬいぐるみやキーホルダー、下敷きなどの学用品グッズから昆虫図鑑、生体販売も行なっているので、夏休みの自由研究に活かせるモノを探してみては。
さらに、東京ドームシティ内の「HOT DOG STAND」「MLB café TOKYO」では昆虫展にちなんだオリジナルコラボメニューが提供されているので、合わせてチェックしてみて。2022年夏の思い出のひとつをぜひ『ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO』で作ってください!!
【イベント情報】
『ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO』
期間:2022年7月8日(金)~9月4日(日)※開催期間中無休
時間:10:00~18:00 ※最終入館は閉館の30分前
会場:Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
料金:当日 一般1,600円 / 中・高校1,300円 / こども(4歳以上)1,000円
※3歳以下は無料
※未就学児の入場には、チケットをお持ちの高校生以上の保護者による同伴が必要
※再入場不可
主催:株式会社東京ドーム、株式会社ドリームスタジオ
企画制作:株式会社ドリームスタジオ
監修:奥本大三郎
特別協力:NPO 日本アンリ・ファーブル会
協力:株式会社集英社
協賛:株式会社バンダイ
公式ホームページ:https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/konchu2022.html
公式Twitter:https://twitter.com/Gallery_AaMo(@Gallery_AaMo)
お問い合わせ先:東京ドームシティワクワクダイヤル 03-5800-9999
※記載の価格は全て消費税込です。
※Gallery AaMoでは、 お客様およびスタッフの安全を守るため、 業界団体のガイドライン等に準じた感染症拡大防止対策を実施しています。 各施設の感染症拡大防止対策の詳細につきましては、 公式ホームページをご覧ください。
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