ワークショップに参加した市民とクリエイターがコラボ制作した動画「Live in 信濃大町」が完成 自らの手でつくりあげた大町市のPR動画

2021/2/19

長野県大町市は移住PR動画「Live in 信濃大町~北アルプスの麓で暮らす~」を市民参加型プロジェクトとして制作、公開した。長野県北西部、北アルプスの玄関口の大町市。移住したい地域ランキングで常に上位を走る長野県の北アルプス地域の中でも中心的な自治体だ。しかしながら、多くの地方自治体と同様に人口減少が続いている上、Uターン移住者の割合が近隣と比べて少ない。そこで市の知名度向上と情報発信強化を目的に、大町市で暮らすことの魅力を多くの人に伝えるプロモーション動画の制作を株式会社ポニーキャニオンと計画した。 

 

 市の公募に集まった10人の“大町市移住ムービーサポーターズ”が、プロの映像クリエイターを講師に招いたワークショップでのアイデア出しや撮影技術などのレクチャーを経て、メンバー全員が扱えるスマートフォンを使い、インタビューはグループで、大町市の風景は各々の日常生活の中で撮影。集まった映像素材をプロのクリエイターが編集し仕上げ、動画を制作した。インタビューした相手はアクティビティ関連の仕事を持つ移住者ファミリーで、大町市で暮らすことの魅力を、自然環境や子育ての視点で語り、充実した仕事の様子や家族で過ごす日常生活を映像に収録している。

 

 参加したクリエイターは、ミュージックビデオで数多くの受賞歴がある中井泰太郎がワークショップの講師と映像編集を担当。映像を彩る音楽は、大町市在住の荒居悠がオリジナル曲「The K Alps」を提供した。市役所担当者は「市内の高校生から60代の方まで、地元で長く生活している人や移住してきた人、近隣から通っている人など様々な人が、大町市の動画を作るという目的で集まり、話し合い、動画を作っていく。普段あまり接点のない人同士の新しいコミュニティだから、地元の魅力に気付き、周囲の人への発信につながるのでは」と語る。また、撮影に参加した高校生からは「プロならではのカメラワークやアングルなどの撮影技術を体験できた。インタビューを通じて当たり前だと思っていた地域の魅力が再確認できた。」という感想が寄せられるなど、本事業を通じて地域の魅力再発見にもつながった。

 

 コロナ禍となってから早1年。都市部で生活する人々の中には、テレワークやリモートワーク、在宅勤務などの言葉が浸透してきている。さらには移住を視野に入れて地方での暮らしを検討する人も増えているようで、メディアで「移住」という言葉を耳にする機会が多くなった。移住して豊かに暮らす、とはどのようなことなのか。自分の住む地域に愛着を持つためにはどのようなことが必要なのか。そのヒントがこの動画の中にあるのかもしれない。

 

長野県大町市定住促進サイト https://iju-omachi.jp/

 

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