おそらくVTuber史上初！！ミソシタが初監督作品「バーチャル男」の初日舞台挨拶にほげちゃんとともに登場！

2019/4/8

4月5日ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた映画「バーチャル男」の初日舞台挨拶に、同作の監督を務めたVirtual YouTuberのミソシタ、ヒロイン役をつとめたほげちゃんが登場した。

映画「バーチャル男」は、ミソシタがVirtual YouTuberとして初めて監督・脚本・編集・撮影・音楽・制作・企画を一手に手掛けた作品で、4月5日よりヒューマントラストシネマ渋谷で1週間限定で公開されている。

本編上映終了後、突如スクリーンに登壇したミソシタ。「どうだ？これが最底辺だ。だが間違いなく最先端」の一言を皮切りにポエムコアを披露、客席をわかせると、ステージにMCとほげちゃんを呼び込み。舞台上にMCとほげちゃんが、スクリーン上にミソシタが登壇という独特な形式で、おそらく世界初のバーチャル舞台挨拶が始まった。

初めて監督を務めた感想を求められたミソシタは「劇場で公開できたという奇跡みたいな悪ふざけができたことをすべての人に感謝する」と、感慨深けに語りつつ、本作が実はほぼ台本なし・アドリブのみの作品であったことを明らかに。本作にてヒロインを務めたほげちゃんは、「アドリブでやってくれと言われて」と驚いた様子を見せながらも、撮影については「楽しかった」と笑顔で振り返った。

さらに、舞台挨拶も本編同様、台本なし・NGなしで客席からの質問を受けるコーナーが設けられた。客席から、Virtual YouTuberとして初めて監督することとなった本作制作のきっかけについて尋ねられたミソシタは、「ファーストアルバムの（特典映像の）100分を超えるためには映画しかない」と考えたこと、前作を超える特典を届けることを出発点に劇場公開にこだわったことを回想。YouTube上に発表している楽曲群と同様会場に集まったファンにもメッセージを送っていた。

ヒロインを務めたほげちゃんは、実は本作にキャスティングされる以前からミソシタを知っていたと話し、ミソシタは「それは今初めて聞いた」と驚きつつも喜びの表情。撮影もミソシタ一人で行われた本作だが、撮影時のエピソードを尋ねられるとほげちゃんは、主演の「バーチャル男」役・山田ケルベロスについて「撮影以外の時は目を合わせてくれなくて…でもお菓子をたくさん勧めてくださってすごく優しそうな方でした」と述懐。それに対しミソシタが「本当に緊張していたんだろうな」とツッコみを入れると、客席からは大きな笑いが。そんな印象を持ちながら演じられた彼女の表情にも注目だ。

約30分にわたる舞台挨拶は、最後にミソシタより「また闇の中で会いましょう」と告げられ、地下二階の同志たちの熱気が冷めやらぬまま終了した。
映画「バーチャル男」は4月11日までヒューマントラストシネマ渋谷にて上映された後、4月17日にリリースされるミソシタの2ndアルバム「We are Virtual」にも特典映像として収録される。

■映画情報
★映画『バーチャル男』

・キャスト　

山田ケルベロス　ほげちゃん　蟹江トゥン角　ジェントルメン中村　ミソシタ　ほか

・スタッフ

脚本：ミソシタ　

編集：ミソシタ　

撮影：ミソシタ　

音楽：ミソシタ　

制作：ミソシタ

企画：ミソシタ　

監督：ミソシタ

配給：ポニーキャニオン　