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初主演作「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」で多数受賞、石橋静河インタビュー


11月15日にブルーレイ・DVDが発売された「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」が、折しもその直後の19日に発表された「第9回TAMA映画賞」で最優秀作品賞(石井裕也監督)、最優秀男優賞(池松壮亮)、最優秀新進女優賞(石橋静河)を受賞した。
今回、本作で映画初主演を務め、東京ジェムストーン賞、第41回山路ふみ子映画賞など数々の映画賞にも輝いた注目の新進女優・石橋静河のインタビューが到着。作品の振り返りながら、受賞の喜びや今後の展望を語っている。

 


 

──今回、映画ファンが選出する第9回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を、第30回東京国際映画祭では東京ジェムストーン賞、第41回山路ふみ子映画賞では新人女優賞に輝くという快挙ですが、率直にどういう思いで受け止めていますか?

石橋 選んでいただけたことがうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の撮影時は初めてのことばかりでしたが、いろいろな方に映画を観ていただいて、このような賞もいただくことができて、それはまったく想像もしていなかったことでした。本当にうれしいです。撮影している時は、その日のそのことしか考えられなかった。ただ毎日必死に監督の言うことを理解しようと思ってやっていただけだったので、すごくうれしいです。

 

──この反響を受けての実感はありますか?

石橋 実は現場のことは、あまりにも大変だったのでよく覚えていなくて、ただ必死だったという記憶があるだけなんです。だから観ていただいて「よかったよ!」などと言っていただけるとうれしいのですが、自分の演技を観ていて、どこがどうとかよくわからなくなっていて。ただその時に一生懸命にやるということくらいしか自分にはできなかったんです。大変だった、ということは自分の主観でしかなく、わたしを起用してくださった方がいて、わたしはすごく運がよかったと思います。だから謙遜とかそういうことじゃなくて、この映画に関わったすべての人たちの努力の結果だと思います。わたしが何かをしたとかではない、素晴らしい現場は素晴らしい結果を招くのだ、と思いました。

 

──最初に脚本を手にした際、どういう感想をお持ちになりましたか?

石橋 脚本を読むということも慣れていなかったので、漠然と面白いと思いましたが、それが自分の中でどういうことなのか、その意味がわかるまでひたすら何度も何度も読み返しました。どこからどういう風に立ち向かえばいいかわからず、美香という役柄についても手探りで探しました。大変な役柄だからこそ、いまやるしかないという思いがありました。

 

──美香という女性については、最終的にどう受け止めて演じたのですか?

石橋 彼女を完全に理解することはできなくても、いつもそばにいるような、気持ちに寄り添っていたいと思って演じていました。自分の中でどう演じたい、というようなものがまだないんです。でも、その都度思いを伝えないと後悔することだけはわかっていたので、その思いだけで監督について行きたいということはありました。負けず嫌いという性格もありますが、喰らいついて行くしかなかったんだと思います。

 

──池松さんとの共演はいかがでしたか?

石橋 一番大きいのは映画に対する姿勢というのか、これにかけるという腹の決め方がかっこいいなと思いました。監督も似ていて、命を捨てにいくように仕事をしていました。同じようにはできなかったとしても、わたしも覚悟をもってこれからもやりたいなと思います。

 

──美香という役柄を通して得たものは何でしょうか?

石橋 ラストシーンを撮影した時、美香が少しでも窓がパッと開いたような気持になっていって救われたと思いました。でも、美香という役柄だけじゃなくて、映画というものを作るということ全般に俳優として関わってみて、今までのすべての経験、自分が考えてきたものや自意識、そういうものをぺしゃんこにされたような気がしました。撮影が終わって、これからわたしはどうやって生きて行けばいいんだろうって思ってしまうくらい考えたりもしますが、と同時に周りの人のことをもっと知りたいし、理解したいなと思える。それは自分の中で大きな一歩でしたね。

 

──女優としての想いに変化も?

石橋 また違う現場に行けば違うことの繰り返しなので、がらりと変わったという感覚はないかもしれません。ただ、自分の頭で考えるだけではなくて、自分の体と心を使ってどこまで表現できるかということを知りたいと思いました。だから不安だとか恥ずかしいとか思っている場合ではないと思っています。

 

──どういう女優になりたいですか?

石橋 自意識の中でわかっていない自分の弱さや強さなど、眠っていることがたくさんあるんじゃないかと思っていて、そういうものを全部さらけ出して役柄に取り組める女優になりたいなと思います。どういう役柄でも演じてみたい。自分以外の人生に入り込みたい。その役柄に対する取り組み方を、いつも自問自答しながら頑張りたい。いろいろな可能性を探りたいですね。

 

 

■リリース情報
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」
2017年11月15日発売 ※レンタル同時リリース

●Blu-ray【特別版】(本編Blu-ray+特典DVD)
PCXP-50534 ¥6,200+税
●DVD【特別版】(本編DVD+特典DVD)
PCBP-53675 ¥5,200+税
●DVD (本編DVD)
PCBP-53676 ¥3,800+税

 

■関連サイト
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」 Blu-ray・DVD商品サイト
http://yozora-movie.ponycanyon.co.jp
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」公式サイト
http://www.yozora-movie.com/

 

(C) 2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

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