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「火の女神ジョンイ」スペシャルインタビュー(4):パク・コニョン

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16世紀朝鮮王朝時代を舞台に朝鮮初の女・宮廷陶工[沙器匠](サギジャン)の半生を描いた歴史ドラマ「火の女神ジョンイ」。その波瀾万丈のサクセスストーリーと純粋で切ないラブストーリーが人気の今作は、この3月18日にDVD-BOX第二章が発売になり、また、DVDレンタルでは第19巻から第23巻までがレンタルスタートとなった。

 

当サイトでお届けしている主要キャスト4人のスペシャルインタビューもいよいよ今回で最終回。登場するのはイ・ユクト役のパク・コニョンだ。彼に、「風の国」以来という時代劇への出演や主人公役のムン・グニョンとの再共演について、役柄や撮影での苦労話、そして日本のファンへのメッセージなどを尋ねてみた。

 


 

──「火の女神ジョンイ」のイ・ユクト役のオファーを受けた時の最初の印象をお聞かせください。

 

陶磁器に関するドラマはこれまでになかったので、その点に最も興味を惹かれました。そして、俳優は常に演技をするという面もありますが、作品中でどんなキャラクターを演じるかに応じて、学ばなければならないことがあります。たとえば、僕がピアニスト役を担ったとしたらピアノを習わなければなりませんし、ギタリスト役ならギターを習い、ドラマーであればドラム、画家の役なら絵を描かなければなりません。今回は陶磁器を作る沙器匠という役だったので、陶磁器を作りました。以前にやってみたいなと思ったことがあったので、習う機会ができて、とてもうれしい気持ちで取り組むことができました。

 

──ろくろ回しをずいぶん練習されたとお聞きしました。いかがでしたか?

 

陶磁器の場合は10年以上続けてこそ一人前になれるかどうかというものですので、ドラマのために数カ月練習したからといって上手になるわけではありませんが、当時の伝統的な技法を具体的に表現するためには、基本的な姿勢を身につける必要がありました。与えられた時間は多くはありませんでしたが、2~3カ月ほど、ほぼ一日中ずっと土と向き合っていたような気がします。(ムン)グニョンも僕もヒマさえあれば工房に行って、毎日陶磁器を作っていた記憶がありますが、僕たちが作ったうつわは今どこにあるのわかりません(笑)。作ったものをすべて焼いてもらったわけではないのですが、確かグニョンと僕のうつわを一つずつ焼いていただいたと思います。

 

──時代劇への出演は、2008年の「風の国」以来でしたが、当時との違いなどを感じた点はありますか?

 

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「風の国」では武士の役だったので本当に苦労が多くて、「あぁ、時代劇というのは、こんなに大変なんだな」という印象が強かったです。「時代劇はおいそれとは引き受けられないな」と思ったものですが、あのときは武士でしたが、今回は芸術家として陶磁器を作るという点に惹かれて…。それから、武士は野外で馬に乗って戦うシーンが多かったのですが、今回は室内で陶磁器を作るという役柄で、当時とは少し違った趣がありそうだと思い出演を決めました。「風の国」のときは武士なので鎧を着ることが多くて、かなり重かったです。鎧の重さだけでも20キロ近くはありました。その20キロの衣装を着て、馬に乗って、刀を持ってアクションをするシーンが多かったのですが、今回は名門の家柄の息子を演じたので、家もお金持ちで、いい服をたくさん着ることができたのでとてもうれしかったです(笑)。

 

──ご自身から見た、イ・ユクトはどんな人物ですか?

 

簡単に考えると、モーツァルトがユ・ジョンなら、イ・ユクトはサリエリだと言えるでしょう。それよりも、本当に陶磁器しか知らない、陶芸の名家という家柄に生まれ、それ以外のことは何一つ知らないという純粋な人だと思います。そんな彼がユ・ジョンという天才的な人物に出会って、しだいに自分の実力がすべてではなかったということを感じるようになります。自らの進む道を見失い、さまよって、それが時には誰かに対する憎しみに変わることもあるけれど、その中で自分を探し続ける…とても純粋な人物だと思います。

 

──役作りの上で特に気をつけたことなどありますか?

 

台詞を忘れないようにしようと…(笑)。
単純にならないように、自分の中で感じたことを現場でも維持しようと気をつけました。陶磁器を作るということ自体がとても繊細な作業なので、その繊細な作業を通して心もとても繊細になっていきますが、そうした感情を維持しようと努めました。男が大胆に、小さなことに動じることなく仕事をするというよりは、感性がより上回った、そんな陶磁器のような感性を維持しようとした点が最も大きかったと思います。実際はとても傷ついていても、その傷を表情には出さないように。そうすることで、陶磁器の他には人間関係といったものをまったく知らない人の感情、不器用な感情…陶磁器作りでたびたび負けるようになり、それが劣等感だということさえも初めて感じる人物という点を表現しました。

 

──台本を読んだとき、イ・ユクトの気持ちにすんなり共感できましたか?

 

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僕としては最初は少しもどかしかったですが、長く向き合っているうちに理解できるようになりました。陶磁器は、単に時間をかければ完成するというものではありません。数千個のうつわを作っても、結局は一つだけが生き残ります。そういった意味で、ユクトはまさに陶磁器に似た(傷つきやすく壊れやすい)人物だなと思いました。数々の失敗を体験してこそ、本当に大切なうつわ一つが完成しますが、イ・ユクトという人物はそうした失敗の経験が少ない人物です。つまづいてこそ一層強くなれるのに、つまづいたことのない人がつまづくと、かなり大きな衝撃を受けます。イ・ユクトという人物が育ってきた環境であれば、十分に大きなショックを感じうるだろうなということがしだいに理解できるようになりました。

 

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