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「残響祭 10th ANNIVERSARY」残響アーティスト大集合の千秋楽ZeppDiverCity公演は、満員の客席をバックに大団円!

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10月19日、「残響祭 10th ANNIVERSARY」の東京公演がZepp DiverCityで開催された。残響recordの設立10周年を記念して、全国10か所で行われたツアーのファイナルにあたるこの日は、会場をこれまでのSHIBUYA O-EAST&SHIBUYA DUOから移し、Zepp DiverCityのフロアに初めてサブステージが作られる形で、2ステージ制を実現。全14組の出演者が、レーベルのメモリアルイヤーを華々しく彩った。

 

メインステージにオープニングアクト的な立ち位置で登場した新鋭3ピース、TOKYOGUMがエネルギッシュなステージを披露し、レーベルの社長であるte’の河野章宏が10周年に対する感謝とイベントの幕開けを告げると、サブステージにはこちらも新人の雨のパレードが登場。ゆらゆらと揺れながら歌うフロントマンを中心に、新人離れした独自の世界観を展開して、早くから会場を訪れた多くのオーディエンスの目を釘付けにしていた。

 

残響record初のトラックメーカーであるRumbは、この日が初ライブ。ダンサーも交えたクラブ寄りのステージはこの日の出演者の中で異色だったが、この許容量の広さに今のレーベルの自由度が象徴されていた。続く、レーベルの最古参バンドのひとつであるperfect piano lessonは、この日が2014年唯一のライブ。こうした貴重な機会に立ち会えるのもレーベルイベントならではで、「tauntin’」のようなお馴染 みの曲では、自然と手拍子が起こっていた。

 

te’の松田知大の紹介で今回の参加が決まったというATATAは、スケール感と爆発力を兼ね備えたステージを展開。ブラー「Song 2」のカバーなどを交えながら、高い熱量でモッシュを巻き起こした。12月に初代ギタリストの復帰が決まっているmudy on the 昨晩は、近年サポートを務めていたHEREの武田将幸との東京でのラストステージということもあって、頭からテンションの振り切れ具合が尋常じゃない。トリプルギターが入り乱れ、一心不乱に演奏する様は圧倒的だった。

 

この日唯一の海外アクト、The Octopus Projectはテキサス州オースティン出身のエクスペリメンタルポップバンド。反復を基調とした楽曲に、ノイズギターやテルミンなども用いて、サイケデリックな空間を生み出した。cinema staffの三島想平がプロデュースを手掛けるchouchou merged syrups.は、存在感のある女性ボーカルが魅力。「残響祭」にぴったりな「お祭りも~ど♡」をはじめ、勢いのある楽曲中心のセットで盛り上げた。

 

ゲストアクトの川本真琴は、インディーシーンで確固たる地位を確立しているミュージシャンが揃ったゴロニャンずと共に登場。洒脱な演奏に支えられ、天真爛漫に歌い踊る川本のキュートな魅力が際立っていた。マイペースな活動ながら、実力派として知られるハイスイノナサは、コーラスとパーカッションのサポートを加えた7人編成。高度に構築されたミニマルな楽曲を、ときにエレガントに、ときに獰猛に演奏していく様は、圧巻の一言。

 

cinema staffのライブは、飯田瑞規と三島のツインボーカルが新鮮な「wildcard」からスタート。そして、「Twitterで募集したリクエスト1位の曲を演奏する」という企画で選ばれたのが、メンバーいわく「ライブで一度しか演奏したことがない」という「seattle meets realism」。これは2008年に発表されたインディーズ時代の作品『document』のタワーレコード購入特典として配布されたCDに収録された かなりのレア曲で、一部オーディエンスからはどよめきも起こっていた。ラストは現在の彼らの外向きなムードを象徴する「theme of us」で、会場中が手拍子に包まれた。

 

ダイノジのDJによって、会場がさらに熱気を帯びる中、People In The Boxが登場。cinema staff同様、彼らもTwitterでリクエストの募集が行われたのだが、選ばれたのは2008年に発表された『Bird Hotel』からの「海抜0m」で、やはりこちらもマニアックな選曲が嬉しい。さらに、新曲の「赤札」では「サッカー」「野球」というコミカルなコール&レスポンスで盛り上げると、最新シングルの「聖者たち」でステージを締めくくった。

 

再びダイノジが登場し、今度はコントで場を温めると、最後はもちろんレーベル社長の河野擁するte’のステージ。「音の中の『痙攣的』な美は、観念を超え肉体に訪れる野生の戦慄。」でアッパーにスタートし、ドラマチックな「.己が分を知りて及ばざる時は速やかに止むるを『智』と言うべし。」の演奏を終えると、河野はMCで「曲を演奏しながら、自分でグッと来てしまいました」と10周年の感慨を語り、「まだまだやれるなって思いました。ついてきてください!」とオーディエンスに語りかける。「自由と孤立と己とに充ちた現代に生きた犠牲として訪れる『未来』」で大合唱が巻き起こった後は、この日の出演者がステージに乱入する「残響祭」恒例の絵が繰り広げられ、te’の黒田洋俊による「残響最高!」という掛け声と共に、10周年の宴は大盛況で幕を閉じた。
(ライター/金子厚武)

 


<release information>
「残響record Compilation vol.4」/VARIOUS ARTISTS
2014年8月20日(水)発売
PCCA-04080 ¥2,500円+税

【収録楽曲】全15曲
01.wildcard/ cinema staff
02.Reverberation / ATATA
03.ペトリコール/ 雨のパレード
04.お祭りも~ど♡/ chouchou merged syrups.
05.Traumerei/ perfect piano lesson
06.so fly / Rumb
07.Illuminaire (65daysofstatic remix)/Rolo Tomassi
08.赤札 / People In The Box
09.R.O.D(stayed shell) / mudy on the 昨晩
10.変声期 / ハイスイノナサ×藤江香織
11.かける鳥 / TOKYOGUM
12.De Niro / Spielberg
13.Fuguefat/ The Octopus Project
14.引用の『妙』は深い陰影の底に在り、幽かな閃きにより趣を宿す。 / te’
15.夢見た 蒼 / tayuta

 

<残響祭 10th Anniversary ライブ情報>
■2014.09.11(thu) 松山サロンキティ
【出演】People In The Box/cinema staff/chouchou merged syrups./and more
■2014.09.13(sat) 福岡Drum Be-1
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/chouchou merged syrups./and more
■2014.09.14(sun) 岡山IMAGE
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/chouchou merged syrups./and more
■2014.09.21(sun) 札幌CUBE GARDEN
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/chouchou merged syrups./ハイスイノナサ/and more
■2014.09.23(tue/holi) 仙台 CLUB JUNKBOX
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/chouchou merged syrups./ハイスイノナサ/and more
■2014.09.27(sat) 梅田CLUB QUATTRO
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/mudy on the 昨晩/chouchou merged syrups./ハイスイノナサ/and more
■2014.09.28(sun) 名古屋CLUB QUATTRO
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/mudy on the 昨晩/chouchou merged syrups./ハイスイノナサ/and more
■2014.10.04(sat) 金沢vanvan V4
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/chouchou merged syrups./and more
■2014.10.05(sun) 新潟riverst
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/chouchou merged syrups./ハイスイノナサ/and more
■2014.10.19(sun) 東京Zepp Diver City
【出演】te’/People In The Box/cinema staff/mudy on the 昨晩/chouchou merged syrups./ハイスイノナサ/perfect piano lesson/Rumb/川本真琴withゴロニャンず/ATATA/ダイノジ/雨のパレード/TheOctopusProject(US) /TOKYOGUM

 

<set list>
2014.10.19(sun) 東京Zepp Diver City 公演

 

TOKYOGUM
1.腐海前
2.ユース
3.かける鳥

 

雨のパレード
1.10-9
2.大衆が作り出す熱狂への無抵抗
3.ぺトリコール
4.揺らぎ巡る君のそれ

 

Rumb
1.Opening SE
2.Life
3.so fly (Long ver.)

 

perfect piano lesson
1.Blue Machine
2.Tauntin’
3.Traumerei
4.Anniversary
5.electric city

 

ATATA
1.Star Soldier
2.Nite Wonder
3.Song 2
4.The Lust Dance
5.Fury Of The Year
6.Reverberation

 

mudy on the 昨晩
1.PERSON!PERSON!
2.エゴダンス
3.ユアイへ
4.PANIC ATTACK
5.YOUTH

 

The Octopus Project
1.The Falls
2.Pyramid Kosmos
3.MMKIT
4.The Mythical E.L.C.
5.PERHAPS
6.WHITBY
7.SHARPTEETH
8.TRUCK

 

chouchou merged syrups.
1.斜陽
2.お祭りも~ど♡
3.白昼夢は色彩の無い
4.neoteny
5.ヒエログリフト遊ぶ

 

川本真琴&ゴロニャンず
1.ピンク
2.ハッカときみと太陽
3.フラッグ
4.グラデーション
5.DNA
6.やきそばパン

 

ハイスイノナサ
1.reflection
2.新曲(タイトル未定)
3.変声期
4.新曲(タイトル未定)

 

cinema staff
1.wildcard
2.borka
3.Seattle meets realism
4.great escape
5.theme of us

 

People In The Box
1.翻訳機
2.海抜0m
3.赤札
4.球体
5.聖者たち

 

te’
1.音の中の『痙攣的』な美は、観念を超え肉体に訪れる野生の戦慄。
2.己が分を知りて及ばざる時は速やかに止むるを「智」と言うべし。
3.思想も共感もいらず、ただ幻聴を誘発する『起因』としての音楽。
4.言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎぬ。
5.自由と孤立と己とに充ちた現代に生きた犠牲として訪れる『未来』
6.死闘,勇鋭,死憤,励鈍,倖用,待命,陥陳,勇力,必死,冒刃。

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